LINEの運用型広告「LINE Ads Platform」とは?新LAPの特徴と使い方

LINE Ads Platformとは

「LINE Ads Platform」をご存知でしょうか?

コミュニケーションアプリとして認知度が非常に高いLINEですが、そのLINEが2016年6月より開始した運用型広告プラットフォームです。

LINE Ads Platform (LAP) ロゴ

頭文字をとって「LAP(ラップ)」などとも呼ばれたりしていて、なにかと話題の広告ですが、今回は、2018年8月にシステムの大幅刷新を実施したこの新LAPについてご紹介したいと思います。

LINE Ads Platform(LAP)とは

LINE内での高いMAUを誇る「タイムライン」とLINE NEWSへの配信に加え、総勢2,500組以上のブロガーが活躍するLINE BLOGとダウンロード数2,000万を超えるLINEマンガ、LINEポイントへの広告配信が可能です。

また、LINEユーザーが最もよく使う「トークリスト」の上部に掲載されるSmart Channel面が新たに追加されました。

LINE Ads Platform (LAP) とは

出典:LINE Ads Platform 媒体資料 2019年7月-9月期

公開されている LINE Ads Platform の媒体資料
https://www.linebiz.com/

システムの大幅刷新を実施した新LAPとは

広告配信システムの最適化や精緻化による企業・ブランドのマーケティング活動の最大化と課題解決を目指し2018年8月20日よりシステムの大幅刷新が行われました。

新システムでは、より適したアカウント構造への変更や管理画面のUIの刷新を行うとともに、利用データの計測などができる「LINE Tag(タグ)」も提供されています。

今後は、ダイレクトレスポンス向けの商品として、ダイナミック広告(DPA)などのサービス拡充や、自動入札最適化機能にアプリ内の売上を最大化する仕組みを導入し、広告費用対効果のさらなる向上、また、「LINEショッピング」の購買データなどの活用や、LINEの法人向けアカウント広告とのターゲティング連携を通じて各ユーザーへの最適化を自動的に行えるMAの実現を目指していくようです。

LINE Ads Platformの6つの特徴

LINE Ads Platformには下記のように大きく6つの特徴があります。

① 広告配信面
② クリック課金型(CPC型)の広告
③ インフィード型の広告
④ 多様なターゲティング
⑤ LINE Tag(タグ)
⑥ オーディエンス作成

広告配信面

まず、最大の特徴と言えるのが LINE 内に広告配信ができることです。
先述した通りLINEのタイムラインとLINE NEWSへの配信に加え、LINE BLOG、LINEマンガ、LINEポイントへの配信が可能です。

LINE Ads Platform (LAP) タイムライン掲載面

出典:LINE Ads Platform 媒体資料 2019年7月-9月期

特にタイムラインユーザーは非常に多く、女性の比率がやや高く、20-40代を中心に幅広い年齢層に利用されています。月間アクティブユーザー数が6,800万人を超える国内最大規模のアプリユーザーを抱えているだけに、FacebookやTwitterといったSNSだけではリーチ出来ないユーザー層へのリーチが可能です。

また2019年8月から「LAP for Publishers」が開始され、LINE 外のアプリ面にも広告配信できるようになりました。LAPから以下のようなアプリへの配信が可能になります。

LAP for Publishers アプリ配信面

出典:LINE Ads Platform for Publishers 媒体資料 2019年8月

課金形態

インターネット広告には、広告が表示された回数に応じて費用が発生するインプレッション課金型(CPM課金)や、クリックされた際に費用が発生するクリック課金型(CPC課金)など様々な課金形態があります。

LINE Ads Platformは基本的には、静止画はクリック課金型(CPC課金)、動画はインプレッション課金型(CPM課金)の広告です。

インフィード型の広告

LINE Ads Platformはインフィード型で表示されるタイプで、LINEのタイムラインやニュース上に違和感なく表示されます。

タイムラインやニュースを見ている際に、コンテンツの1つのように表示されるため、広告感をあまり出さずユーザーにアプローチすることが可能です。

静止画だけでなく動画でも配信できるため、リッチな表現も可能です。広告に使えるフォーマットは以下の通りです。

画像
  • ファイル形式:JPG、PNG
  • ファイルサイズ:最大5MB/画像
  • 画像サイズ:1200×628、1080×1080
動画
  • ファイル形式:MP4
  • ファイルサイズ:最大100MB/動画
  • アスペクト比:1:1、16:9
  • 長さ:120秒以内

多様なターゲティング

LINE内での行動履歴や蓄積データをもとに、ユーザーの年齢や性別、地域、興味関心(ゲーム、ショッピング、コスメ、金融など18種類のインタレストカテゴリから選択可能)に応じた多様なターゲティングが可能です。

また、一度サイトを訪れたユーザーへ配信をする「リターゲティング機能」も使えるので、自社の広告に反応を起こしそうなユーザーへ広告を配信することが可能になります。

さらに、ソースセグメント(CVセグメントやアップロードした顧客情報)などのユーザーを元にした類似オーディエンスへの拡張配信機能「Lookalike(類似配信)」も利用可能になりました。今後は記事にいいね!したユーザーやLINE@アカウントとも連携したオーディエンス拡張ができるようになると活用の幅も広がりそうですね。

ターゲティング一覧

出典:LINE Ads Platform 2018年7-9月 媒体資料

LINE Tag(タグ)

新LAPでは、トラッキングタグとして「LINE Tag」が追加されました。

提供しているタグは主に2種類。「ベースコード」と「コンバージョンコード」です。両タグ共に1つのURLに設置できる上限個数は10個までとなっています。

「ベースコード」はリマーケティング用に全ページに設置し、「コンバージョンタグ」は成果地点(コンバージョンポイント)に設置するのが良いでしょう。

また、ベースコードに付随して、「カスタムイベントコード」を設置することで、あとでイベント名でオーディエンスを作成することができます。

注意すべきは、ベースコードは設置しただけではオーディエンス情報は蓄積されず、必ずカスタムオーディエンスを作成する必要があるということです。

LINE Tag 設置方法

オーディエンス作成

カスタムオーディエンスを作成することで、ウェブサイトやアプリなどにアクセスした特定のユーザーに広告をターゲティングできるようになります。オーディエンスの作成方法は5種類あります。

  • ウェブトラフィックオーディエンス
  • モバイルアプリオーディエンス
  • IDFA/AAIDアップロード
  • LINE公式アカウント友達オーディエンス
  • 類似オーディエンス
使い方としては、上位4つの方法でカスタムオーディエンスを作成した後に、「類似オーディエンス」で既存のカスタムオーディエンスに似たユーザーグループを作成することで、広告を拡張配信することでできるようになります。

LINE Ads Platformの7つの注意点

LINE Ads Platform(LAP)への広告出稿はLINEのパートナーである広告代理店を経由してのみ可能です。広告出稿をご検討の場合は、広告代理店にご相談ください。

弊社(RoboMarketer株式会社)もLINE Ads Platform(LAP)のパートナーで運用経験も豊富ですので、お気軽にお問い合わせください。

また、広告出稿する際には以下の点にご注意ください。

最低入札単価

LINE Ads Platform(LAP)には最低入札金額が設定されており、静止画はCPC課金、動画はCPM課金になります。それぞれ、最低CPM(1,000インプレッション単価)は400円、最低CPC(クリック単価)は24円なので、入札する際にはこの金額以上に設定する必要があります。

一方、2019年8月から開始する LAP for Publishers では、最低入札単価がCPM/CPCともに1円〜と非常に安いため配信単価が大幅に下がる可能性があります。

また、以下の表のとおり、自動入札にするとLAPのシステムが自動的に最適な入札単価を設定します。

LINE Ads Platform(LAP)最低入札単価

出典:LINE Ads Platform for Publishers 媒体資料 2019年8月

広告掲載基準(NG業種・商材)

LINE Ads Platformでは掲載可否基準が細かく設定されているため注意してください。
例えば、宗教関連、エステ(一部除く)、ギャンブル関連などですが、以下のNG業種・商材を出稿前に確認してください。

LINE Ads Platform (LAP) 広告掲載基準 2019年7月時点

出典:LINE Ads Platform 媒体資料 2019年7月-9月期

審査期間

広告アカウント開設時の商材審査(約3〜5営業日)、および広告出稿時のクリエイティブ・LP審査(約5営業日)において、相応の時間がかかります。タイミングにもよりますが、早くても1-2週間はかかると考えておいた方が良いと思います。

クリエイティブ

新LAPで配信できるクリエイティブは大きく画像と動画の2種類です。効果が良いのは圧倒的に画像だそうです。動画配信面はまだ少なくCPMも高いため露出はあまりされません。一方画像は、テキスト要素は少なめで、インスタ映えするような画像が効果的です。

LINE Ads Platform(LAP)で効果の良いクリエイティブとは?

2019.02.05

ターゲティング

LINEでは基本ユーザーのデモグラ情報を取っていないので、デモグラや興味関心ターゲティングよりも、コンバージョンタグや既存ユーザーのリストを活用した類似オーディエンスへの広告配信をすることで高い効果を発揮します。先にLINE Tagを設置してコンバージョンを貯めておくのが良いでしょう。

効果測定方法

アプリ事業者においては、Adjust, Appsflyer, TUNE などのメジャーな広告効果測定ツールと連携していますので、すぐに広告出稿できるでしょう。一方でウェブへの誘導を目的とする場合には、上記のコンバージョンタグ(LINE Tag)の設置が必要ですので、あらかじめシステム担当の方とすり合わせておいた方が良いでしょう。

adjust、Appsflyer、TUNE、アプリの計測ツール3選

2018.11.28

アトリビューションウィンドウはデフォルトでは、クリックから30日以内をコンバージョンとみなすようになっています。カスタムコンバージョンを作成すれば、クリックから180日以内で任意に設定することが可能です。

広告マネージャー(管理画面)

LINE Ads Platform (LAP) の管理画面は「広告マネージャー」と呼ばれ、以下のようになっています。

LINE Ads Platform (LAP) 管理画面

LINE Ads Platform (LAP) 広告マネージャー

管理画面は頻繁にアップデートがあり、使い方や見え方が変わることがあるので注意してください。

LINE Ads Platformのまとめ

LINE Ads Platformへの広告出稿企業は年々増えており、成功事例も続々と出てきています。特に、アプリ、金融、コスメ、健康食品、人材、ブランド、通販系の企業とは相性が良いようです。

LINE Ads Platformには、ソーシャル広告ではリーチできないユーザー層にもリーチができるメリットがあります。広告出稿を検討されている方はぜひ、参考にしてみてくださいね。

LINE Ads Platform に Dynamic Ad 機能がリリース

2018.12.28