相手の心を動かすプレゼンのやり方

相手の心を動かす プレゼンのやり方

プレゼンテーションは自分の提案を上司や会社に受け入れてもらうために、全ての人に必須のスキルです。

相手の心を動かすような、心に響くようなプレゼンができているでしょうか?

「もっと上手なプレゼンができるようになりたい」

「自分のプレゼンで相手の心を動かしたい」

そんなあなたにオーディエンスの心を動かすようなテクニックを紹介いたしします。

プレゼン〜始める前に〜

プレゼン 始める前に

前提を合わせる

プレゼンをする側とオーディエンス(聞く側)で話の内容やゴールの認識を統一しておくことが大切です。それぞれがバラバラの認識で話が始まると、想定外の話が始まったり、結果が合わなくて揉めたりしてしまいます。プレゼンを始める前にどんなことをこれから話すのか、そして最終的にどうして欲しいのかを説明した上で開始しましょう。

ブランディングする

「ブランディング」をすると前提が合わせやすくなります。ここでの「ブランディング」とは「話の前提を揃えることが自動化されること」です。「ブランディング」がされていればお互い話す内容や話のゴールといった前提がある程度揃っている上で話を始めることができるため、スムーズにプレゼンに入っていくことができます。

プレゼン〜提案する〜

プレゼン 提案

ビジョンを抱かせる

オーディエンスに明確なビジョンを抱かせることで全員が同じビジョンを共有することができ、一体感をもたらすことができます。ビジョンを抱かせるためにはポイントがあります。

  • 言語化をきちんとする

このプレゼンにおいてプレゼンをする本人のビジョンや熱意を「なんとなく考えていること」ではなく、「文章に書き起こせるレベル」でしっかり言語化しておくことが重要です。こうすることで、相手により正確に伝わり、同じビジョンを共有することができます。

  • 未来を具体的に見せる

プレゼンにおいて過去のデータや現在のデータを使いがちですが、このプレゼン内容を受け入れた場合、どのようなメリットがありどのようになるのかを具体的に提示することで、オーディエンスに想像させ、興味関心を惹きましょう。

提案を受け入れてもらう

提案を受け入れてもらうために”あるテクニック”があります。それが「リスク→解決方法の順に提示する方法」です。

このテクニックを使っているのが通販番組です。通販番組は商品の良い部分だけの紹介ではありません。「どんなことをしても汚れが落ちない」とか「どんなに頑張っても痩せられない」というように商品の紹介の前に必ず現状の課題を共有します。その後に「そんなあなたにこの商品おすすめです!」というようにその商品が現状の課題を全て解決してくれるものだという見せ方をします。こうするとリスクを回避してついつい視聴者はその商品を買ってしまうのです。

このようにオーディエンスにリスクの話をしてから、このリスクを回避するにはこの提案が最適だという流れを作ると提案を受け入れてもらいやすくなります。

プレゼン〜全体を通して〜

相手に伝わるように説明する

プレゼンにおいて求められることは企画を理解してもらうことです。その上でポイントが2つあります。

  • 分かりやすい言葉を使う

共通理解のある言葉なら使用しても問題ありませんが、企画を理解してもらうためには相手が理解しやすいように平易な言葉や言い回しを使いましょう。専門用語や難しい言い回しをして相手に伝わらなければ、理解されないどころか誤解を招いてしまったり、聞く耳を持ってもらえなくなってしまったりする可能性もあります。プレゼン全体を通してオーディエンスに伝わる言葉、言い回しを使うことでオーディエンスにきちんと理解してもらうことが大切です。

  • 話し方に気を付ける

とても基本的なことですが、オーディエンスにきちんと理解してもらうためにとても重要です。「声の大きさ」「話すスピード」「間合いと取り方」「抑揚」これらに充分に気を遣ってその場に合わせた話し方をしましょう。また、「え〜、あの〜」といった言葉はノイズとなり聞き取りにくくなってしまうため極力言わないように注意してみてください。

興味関心を惹き続ける

オーディエンスにプレゼン内容をしっかり理解してもらうためにも、ずっと興味関心を惹き続け、前のめりの状態で話を聞いてもらいましょう。そのために以下のポイントが有用です。

  • 誰もが知っているものから引用する

誰もが知っているような言葉(演説や有名人のインタビュー、本などの一部分など)から引用することでプレゼン内容に信憑性を持たせることができます。またオーディエンス側も自分の知っているフレーズが出ることで注意が引かれたり、納得する重要な要因となります。

  • 自分固有の経験や想いを伝える

ただし、一般論だけだと人は動いてくれません。誰でも思いつくし、想いが伝わりにくいのです。一般論も大切ですが、それに加えて自分の経験や考え・想いを伝えて、相手を惹きつけましょう。

  • ストーリーを作る

「1番目にこれを説明します、2番目にこれを説明します」と言うより、それらを印象付けるための例え話やストーリーを作るとビジュアル的にも面白いし、話が頭に残りやすくなります。機械的ではなくなるのでプレゼンする側も話しやすいかもしれませんね。

プレゼン中の「手」

プレゼン 意識すること

プレゼンをするときに皆さんはどこに「手」を置いているでしょうか?

手は意外にも人の目を結構引きます。

  • 見て欲しい場所を指差す
  • 数字:指を2本にして出す など
  • 位置関係:右手を上に左手を下にして高低差を表す など
  • 形態:丸を作ってボールの形を表す など
  • ジェスチャー:話している内容の状況を再現する など
  • 感情:ガッツポーズや腕を組む など

上記のように上手く「手」を使うことでオーディエンスを引き込むことができます。

その反面、余計な動作はオーディエンスの注意力を散漫させてしまいます。手の置き場所をあらかじめ決めておいて、オーディエンスの注意を引きたいとき以外は毎回そこに手を戻すように心がけるのもプレゼンに集中してもらうための1つのポイントです。

相手の心を動かすプレゼンのやり方のまとめ

相手の心を動かすプレゼンのやり方を紹介しました。

普段からできていたでしょうか?

より相手目線でどんなプレゼンが分かりやすいのか、興味が惹かれるのかを考えてプレゼンするのが重要です。

これらを意識することで、プレゼンが採用されるように相手を惹きつけましょう。

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