Googleスプレッドシートを使っている時に、「他のスプレッドシートのデータを取り込みたい」と思ったことはないでしょうか?
こんな時に役に立つのが「IMPORTRANGE関数」です。
今回は、IMPORTRANGE関数についてご紹介していきたいと思います。
IMPORTRANGE関数とは?
「IMPORTRANGE関数」とは、他のシートから指定した範囲のデータを読み込むことができる関数です。つまり、別のスプレッドシートの内容を挿入することができるというわけです。
さらにこの関数は、元のデータを修正すると、全ての表が自動で更新されるので、データの管理も今までより簡単になり、工数の削減につながります。
この関数はGoogleスプレッドシート独自の関数でExcelには存在しないので、この点には注意が必要です。
IMPORTRANGE関数の使い方
=IMPORTRANGE(“スプレッドシートキー”,“シート名!範囲の文字列”)
=IMPORTRANGE(“1ACw6Aazz6WMBTMi7Hpx4RU3AJzZuYY79Lyh2kwsjrq8/edit#gid=930101187″,”サンプル広告データ!A1:E20”)
それぞれの引数についてご説明していきたいと思います。
・スプレッドシートキー
スプレッドシートキーは、元のスプレッドシートURLの「d/」より後の部分です
実際には、スプレッドシートのURLでも問題ありません。
しかし、いずれの場合でもダブルクオーテーション(”)でURLを囲う必要があります。
・範囲の文字列
範囲の文字列とは、読み込む範囲を指定する文字列のことです。
(A1:B5)といったような関数を使う際によく見るものです。
また(A1)といったような単一セルを参照することも可能です。
その前のシート名は省略可能なので、書いても書かなくても大丈夫です。
IMPORTRANGE関数の使い方の具体例
それでは、実際にIMPORTRANGE関数をどのように使えば良いのか見ていきましょう。
1.挿入元のシートと挿入されるシートを用意する
2.データを取り込みたいシートのスプレッドシートキーを指定
今回はURLではなく、スプレッドシートキーでやってみたいと思います。
3.データを取り込みたいシートのシート名と範囲を指定
今回はシート名は省略してやってみようと思います。
4.実行する
「Loading…」と表示された後に、以下の画像のように「これらのシートをリンクする必要があります」と出るので、「アクセス許可」を押します。
するとこのように指定した範囲のデータが表示されるようになります。
詳しくはGoogleヘルプページでもご確認いただけます。
https://support.google.com/docs/answer/3093340
IMPORTRANGE関数のまとめ
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介したIMPORTRANGE関数を覚えるだけで、複数のシートを跨いだデータ集計ができるようになるため、業務の効率化が図れます。
これを機会に是非使ってみてください。