「Unity」(ユニティー)という言葉を知っていますか?
ゲーム業界にいる方ならご存知かもしれません。
誰でも簡単にゲームを作ることができるゲームエンジンです。しかも無料で使えます。
個人制作のスマホアプリから大手ゲーム会社が作るPlayStationやXbox用のソフトまで、多くのゲームにUnityが使われています。
そして、Unityで開発されたゲームに広告を配信できる広告配信プラットフォームが「Unity広告」です。
今回は「Unity 広告」の特徴についてご紹介していきたいと思います。
Unity(ユニティー)とは?
Unityとは、ユニティ・テクノロジーズ社が提供する、ゲームエンジンです。ゲーム開発では世界シェアナンバー1を誇っています。
ゲームエンジンとは、ゲームを開発するためによく使用する機能を使いやすくまとめたものです。具体的な機能として以下のようなものが挙げられます。
- 3D / 2D描画
- ユーザーインターフェイス作成
- ゲームスクリプト
- 衝突などのダイナミクス
- サウンド再生
- データ管理
Unity 広告の種類と料金とは?
次に Unity 広告についてご説明していきたいと思います。
「Unity 広告」(Unity Ads)とは、Unityで作られたゲーム内に広告を配信することができるプラットフォームです。ゲーム開発者にとっては広告収益を得るための手段として、広告主にとってはゲーム内で広告配信するための手段として重宝されています。
iOS、Android向けに15秒のビデオ広告を自動で再生する仕組みとなっています。動画広告の再生シーンも開発者自身によって設計することができます。また全世界に配信可能です。
ユーザー目線で見ると、ゲーム中に動画が再生されて邪魔だと感じるかもしれませんが、ゲームを無料で継続して利用するための手段としている場合もあり、Unity Ads はゲーム開発者にとって重要な収入源となっています。
常に表示されるバナー広告などとは違い、間違ってクリックすることもないことからユーザーの離脱率を防ぐことにも繋がります。
急成長しているモバイル動画広告市場の中で、2016年にAppsFlyer社が発表した、インストール数とユーザー継続率の高いモバイルネットワークランキングにおいて高い評価を得ました。
課金形式は、CPI(インストール課金)と CPV(動画視聴課金)の両方に対応しています。新規インストール時のみ支払いが発生する「CPI 広告」と動画視聴完了時に支払いが発生する「CPV 広告」を選ぶことができます。
この両方に対応していることで、特にゲーム系の広告主にとっては優良顧客を獲得することが可能になります。さらに、広告出稿を続けることで最適化される独自のターゲティング技術があります。
Unity 広告の配信事例
「クロッシーロード」(Unity Ads)
iOS:https://apps.apple.com/jp/app/id924373886
Android:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.yodo1.crossyroad&hl=ja
スマートフォンアプリ、「クロッシーロード」では、ゲームオーバー時に広告動画を視聴すると、ゲーム内通過をもらえるという仕組みづくりになっています。いらなければスキップもすることができます。この広告表示もゲームオーバーのたびに出てくるわけではないので、ゲームの邪魔をすることがないので、ユーザーに不快感を与えにくい広告となっています。
breaker(Unity Ads)
iOS:https://apps.apple.com/jp/app/id997366267
30秒という限られた時間の中で、大量のブロックを破壊する爽快感が売りの「breaker」
課金画面は、ゲームオーバー後に下にスクロールさせないと出現しないようにするなど、課金というものを意識させないようなつくりになっています。
これにより、ユーザーにゲームを中断させることや広告による不快感を抑えることに繋がりました。
Unity広告のまとめ
今回はUnity広告についてご紹介してきました。
インストール課金型のCPI配信もしくは動画視聴型のCPV配信のどちらでも配信可能で、ゲーム好きな優良ユーザーにターゲティングできる広告配信プラットフォームです。
特にゲーム業界のマーケターやゲーム開発者にとっては、今後ますます重要な広告配信媒体になる可能性があります。
ぜひチェックしてみてください。