エクセルやGoogleスプレッドシートで「条件に合ったセルの個数だけ数えたい」。
そんなときに活躍するのがCOUNTIF関数やCOUNTIFS関数です。
それぞれの関数の使い方や使う際の注意点、また使い分けについてご紹介します。
【目次】
COUNTIF関数とは?
指定した範囲に指定の条件を満たすセルの個数を数える場合に使います。
構文
=COUNTIF(範囲,検索条件)
使用例
=(B3:B10,”>=60”)
COUNTIF関数の注意点
- 範囲に直接「値」や「数式」は入力できない
- 検索条件は1つしか指定できない
- 検索条件として「文字列」「数式」を指定する場合は「”」で囲む必要がある(数値の場合はそのままでもOK)
- 検索条件に文字列を「”」で囲まずに指定した場合には「0」と表示される
COUNTIFS関数とは?
指定した範囲のなかに複数条件をみたすセルの個数を数える場合に使います。
構文
=COUNTIFS(範囲1,検索条件1,範囲2,検索条件2…)
使用例
=COUNTIFS(B3:B10,”>=45”,B3:B10,”<80”)
COUNTIFS関数の注意点
- 範囲に直接「値」や「数式」を入力はできない
- 全ての範囲は同じ「行数」「列数」で指定しなければいけない
- 検索条件として「文字列」「数式」をしてする場合は「”」で囲む必要がある
- 複数の条件は全てAND条件としてみなされる
COUNTIF関数とCOUNTIFS関数の使い分け
COUNTIF関数を使うのか、COUNTIFS関数を使うのかは「条件の個数」によって決まります。
条件が1つだけの場合
条件が1つだけの場合はCOUNTIF関数を使います。
あるテストの結果が80点以上の人数を求める場合のように「指定した範囲の数値が一定条件以上の個数」や「指定した範囲にある指定文字列の個数」などを求める場合に便利な関数です。
条件が複数ある場合
条件が2つ以上ある場合はCOUNTIFS関数を使います。
「あるテストの点数が80点以上」かつ「授業の出欠状況が優」の人数を求めるように複数の条件がAND条件で満たすデータの個数を数える場合に便利な関数です。
COUNTIF/COUNTIFS関数のまとめ
今回ご紹介した関数は、条件にそったデータの個数を導き出すことができる便利な関数です。使えるようになると業務効率が上がるでしょう。
似たような関数に、単純にデータの数を数えるCOUNT関数、COUNTA関数というのもありますので、この機会におさらいしてマスターしましょう。