「商品ごとの平均売上」や「営業担当者ごとの平均売上」などを求めるよう頼まれた際に、それぞれ合計してその平均値を求める作業は面倒ですよね?
そんな時に活用できるのが「AVERAGEIF関数」です。
今回はこのAVERAGEIF関数についてご紹介します。
AVERAGEIF関数とは?
AVERAGEIF関数とは、条件に合うセルの平均値を求める関数です。つまり、上記のような「商品ごとの平均売上」や「営業担当者ごとの平均売上」などを求める際に、一つの関数で計算が行えるということです。ただ、この関数は条件を1つしか指定できないため、複数の条件を指定したい場合は「AVERAGEIFS関数」を使う必要があります。
AVERAGEIF関数の使い方
=AVERAGEIF(検索範囲, 検索条件, [平均範囲])
=AVERAGEIF(C3:C14, F3, D3:D14)
それぞれの引数についてご紹介していきます。
・検索範囲
検索対象とするセルの範囲を指定します。
・検索条件
指定した範囲の中から、セルを検索する条件を指定します。
文字列を指定する場合は「” ”」で囲む必要があるので注意してください。
・平均範囲(省略可)
平均を求めるセルを指定します。
省略した場合、最初に指定した「範囲」が平均範囲として指定されます。
AVERAGEIF関数の具体的な使い方
それでは、実際にAVERAGEIF関数の使い方についてご説明していきます。
今回は、以下の表で、営業担当者「鈴木」さんの平均売上を求めたいと思います。
- 検索範囲を指定する
まず、検索対象とするセルの範囲を指定します。
今回は「鈴木」さんの平均売上を計算したいので、担当者名が含まれている「C3:C14」を指定します。 - 検索条件を指定する
次に検索条件を指定します。
今回は「鈴木」さんを検索したいので「鈴木」または「F3」と指定します。 - 平均範囲を指定する
平均を求めるセルの範囲を指定します。
今回は「売上」から平均を求めたいので「D3:D14」を指定します。 - 実行する
実行すると、以下のように「鈴木」さんの「平均売上」を求めることができました。
詳しくは、Googleヘルプページでご確認いただけます。
https://support.google.com/docs/answer/3256529?hl=ja
AVERAGEIF関数のまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介したAVERAGEIF関数を活用することで、今まで時間がかかっていた業務を効率化できます。
これを機会にぜひ覚えてみてください。