【新技術】アプリのようなウェブ「PWA(Progressive Web App)」とは?

アプリのようなウェブ「PWA」とは

「PWA(Progressive Web App)」をご存知でしょうか?

モバイルアプリのブームは終わったのではないかと囁かれたりもしていますが、このPWAが近年、注目を集めています。

今回はPWAとは何なのか、また注目されている理由や特徴などを詳しく説明させていただきます。

モバイルアプリのブームは終了と囁かれる二つの理由

そもそも何故モバイルアプリのブームは終了と囁かれているのでしょうか?

モバイルアプリの市場を分析すると「モバイルアプリブームの終了」と囁かれる理由に「マーケティング」と「UX」関連の要因が出てきました。

アプリ提供者にとって、ユーザーの獲得、またそのユーザーに継続的に利用してもらうよう促すのは非常に高額な費用が掛かります。その他にもプロモーション活動などでかかる費用もあるため、アプリ開発にかかる費用は膨大です。

また、近年のユーザーは以前と比べて新しいアプリをダウンロードすることにあまり関心がないことも大きな要因です。現在アプリの数は星の数ほどあります。ユーザーにとってこの多さは、アプリのインストールを拒ませる原因となります。多すぎると「どれがいいのか選べない!」となり、結局何もインストールしないという結果になります。

このような理由からモバイルアプリの時代は終焉だと囁かれているのです。

それではもう、モバイルアプリ市場には先がないのでしょうか?

いいえ違います。市場が終わるのではなく、市場が変わっているのです。

これからのモバイル業界に大きなインパクトを与える可能性のあるテクノロジーが「PWA(Progressive Web App)」です。

PWA(Progressive Web App)」とは?

それではPWAとは何かについて説明します。PWAとはProgressive Web App(プログレッシブ ウェブ アプリ)の略です。モバイルユーザーのUX向上を目的とした、Webページ/Webアプリケーションとネイティブアプリの利点をいいとこ取りした仕組みです。

モバイル端末でページを表示する時にネイティブアプリのような挙動をすることができ、ユーザーとのエンゲージメントの向上やコンバージョン・リテンションの改善に効果があるとされています。

PWA とは

出典:https://blogs.adobe.com/japan/web-the-death-of-the-standalone-app-and-what-comes-next/

PWA(Progressive Web App)」が注目されるワケ

そもそもWebアプリ自体は新しいものではありません。実際のところ、モバイルアプリが登場するずっと以前からネイティブアプリの簡易版としてWebアプリは存在していました。

その当時は、低い性能やデバイスを操作する機能の欠如などが欠点でした。しかし、このPWAの登場により、より強力な製品を開発できるようになったのです。

PWAにより、Webアプリ、特にAndroidまたはiOSをターゲットとしたものは、その使用感がネイティブアプリとほぼ区別がつかないほにどまでなりました。

それでは具体的にどういった利点があるのでしょうか?

ネイティブアプリと比較したPWAのメリット

今回はアプリを利用するユーザーの視点からご紹介したいと思います。

インストールが不要

設定に余計な時間をかけることも、ストレージ容量を使うこともありません。

オフラインで使用可能

画像遷移を行う時もオフラインで使用することができます。

複数チャンネルでの組み合わせが容易

帰宅途中の電車でショッピングカートに目が付いた商品を入れ、自宅のPCで確認し、商品を購入。といったことを行うことができます。非常に便利ではありませんか?

見つけやすさ

検索エンジンから容易に発見できます。

ハードウェアにアクセス可能

位置情報やデバイスを振動させる機能は既に大半のブラウザーに搭載されています。

このように多くの利点が存在し、実際に多くの大企業がPWAに取り組んでいます。

PWAを活用した事例

Googleは、Web開発者向けカンファレンス「Chrome Dev Summit」で新機能の一つとして、一般ユーザーにも便利な画像圧縮Webアプリ「Squoosh」を披露しました。

Squoosh 活用事例

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1811/15/news060.html

Squoosh」は、画像をドラッグ&ドロップするか選択することでファイルサイズを圧縮することのできるPWAで非常に高速です。

画像を圧縮するには、圧縮したい画像をWebブラウザで開いた「Squoosh」のタブ上にドラッグ&ドロップするだけです。

画面の左側にオリジナル画像、右側に圧縮後の画像のプレビューが表示されます。それぞれのファイルサイズも表示されており、プレビューのサイズは編集するとリアルタイムで変化します。 この画像は詳細設定で非常に細かく編集することができます。

Squoosh 活用事例

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1811/15/news060.html

画像圧縮ツールは既に多数公開されていますが、ここまでリアルタイムに細かい設定できるものはそう多くはありません。

まとめ

いかがでしょうか?「モバイルアプリのブームは終了した」のではなく、進化しているのです。従来のWebアプリの利点とネイティブアプリの利点を併せ持つPWA。ユーザーの利便性を追求したこうした新しいテクノロジーから今後も目が離せません。