Googleスプレッドシートで「大量のデータの中から、欲しいデータの位置を知りたい」という時はないでしょうか?
そんな時に役立つのが「MATCH関数」です。
今回はそのMATCH関数についてご紹介していきたいと思います。
MATCH関数とは?
「MATCH関数」とは、指定した範囲の中で値や文字列を検索し、それが「何行目」or「何列目」に出てくるかを教えてくれる関数です。
MATCH関数は範囲内での相対位置を教えてくれるだけですので、単独で使われることは少なくVLOOKUP関数やHLOOKUP関数やINDEX関数などと組み合わせて使うことの方が多いです。
MATCH関数の使い方
=MATCH(検索値 , 検索範囲 ,[照合の種類])
=MATCH(B9 , B3:B7 , 0)
それぞれの引数についてご説明していきたいと思います。
- 検索値
検索する値を指定します。
文字列を指定するときは「” ”」で囲う必要があります。
- 検索範囲
値の検索範囲を指定します。
- 照合の種類
照合の種類は以下の3種類があります。
1:検索値以下の最大値で検索(昇順で並べる必要があります)
0:検索値と同一のもの
-1:検索値以上の最小値で検索(降順で並べる必要があります)
MATCH関数の使い方の具体例
それでは実際にMATCH関数の使い方を見ていきましょう。
以下の表の中で、「みかん」の「売上個数」が何行目の何列目にあるかを探したいと思います。
- データを用意する
- 条件を指定する
まずは、「みかん」が何行目にあるかを検索します。検索値は、「B9」のセルに用意しました。検索範囲は表の商品名の列「B3:B7」を指定します。関数は以下のようになります。次に、「売上個数」が何列目にあるかを検索します。検索値は、「B10」のセルに用意しました。検索範囲は表のヘッダー行「B3:E3」を指定します。関数は以下のようになります。 - 実行する
関数を実行すると、「みかん」は表の中で3行目、「売上個数」は2列目にあることがわかりました。
B9の「みかん」を「りんご」に変更すると、結果は「2」行目に変更されます。
このように、特定の文字列の相対位置を取得し、VLOOKUPの列数指定やHLOOKUPの行数指定する際などに利用すると便利です。
詳しくはGoogleヘルプページでもご確認いただけます。
https://support.google.com/docs/answer/3093378?hl=ja
MATCH関数のまとめ
今回はMATCH関数をご紹介しました。
この関数はVLOOKUP関数、HLOOKUP関数、INDEX関数などで行数や列数を指定する際に便利です。
是非使ってみてください。