「Webサイトをちゃんと運用しているのに成果が出ない」という悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか?
Webサイトをユーザーに見てもらい回遊してもらうためには、ユーザーに使いやすいサイトだと認識してもらうことが重要です。
その際に重要なのが、「UX」(ユーザーエクスペリエンス)の向上です。
そこで今回はUXとは何かについてご紹介していきます。
UX(ユーザーエクスペリエンス)とは?
UX(ユーザーエクスペリエンス)とは、ユーザーが製品やサービスに利用することによって得られる体験のことです。
ページの読み込み速度が早かったり、お問い合わせボタンまでの導線がわかりやすかったりといったようなWebサイトを閲覧している時に「使いやすい」「わかりやすい」というように、商品やサービスを利用する過程の中でユーザーが感じるものがUXとなります。
UXが重要視されるようになった背景
- 様々なデバイスの普及
UXが重要視されるようになった背景として、スマホやタブレットなどの様々なデバイスの普及が挙げられます。スマホのようにいつでもどこでも使える持ち運べるデバイスが普及したことによって、ユーザーはいつでもどこでも情報にアクセスできるようになり、自分で情報を取得することが可能になりました。なので、ユーザーは体験を重視するようになってきているのです。
- 商品やサービスのコモディティ化
近年、テクノロジーの発達などにより商品のコモディティ化が進み、商品競争が激しくなってきています。いい商品を作れば売れる以前までの時代とはうってかわり、良い商品に「体験」という価値を提供することが重要になってきているのです。 - 個人が情報発信できる時代に
ほとんどの人がスマホを持つようになった現代において、SNSなどの発達により、個人が情報を発信することができる時代になりました。UGC(ユーザージェネレーテッドコンテンツ)などのようにユーザーが作るコンテンツも増えてきた現在、ユーザーの期待以上の体験を提供できれば商品やサービスの購入後に友人などに情報を共有してくれる可能性が高まります。なので、UXは重要な役割を持っています。
UI(ユーザーインターフェイス)との違いとは?
UXを聞いたことのある方なら「UI」(ユーザーインターフェイス)という言葉もよく一緒に耳にすることがあると思います。
UI(ユーザーインターフェイス)とは、ユーザーの目に触れる部分・ユーザーとの接点全てのことをいいます。
例えば、パソコンやスマホでWebサイトを閲覧する際に表示されるボタンやフォントなどが全てUIとなります。
UXはユーザーの体験を表すのに対して、UIはユーザーとの接点を表します。
しかし、これらを別物として捉えてはいけません。
UIはUXを向上させるための要素として捉える必要があります。
UXを高めるためのポイント
- ターゲットを明確にする
UXを高めるためには自社の商品やサービスのターゲットを明確にする必要があります。なぜなら、ターゲットが若者か高齢者かによって最適なフォントサイズやデザインが異なるからです。また、実際にリリースしてみて当初予定していたユーザーと異なる場合、ターゲット設定を見直し、そのターゲットに合ったUXを見直していく必要があります。
ターゲットユーザーを考えるにあたってはペルソナを考えて見ると良いでしょう。
- 表示速度を早くする
Webサイトを訪問してから表示されるまでの時間が遅ければ、ユーザーの離脱率が高くなってしまいます。ユーザーがストレスを感じてしまうからです。だからこそ、サイトの表示速度を早めることでユーザーに使いやすさを感じてもらいやすくなり、UXを高めることに繋がります。
ページの表示スピードを計測するには Google の「PageSpeed Insights」を利用すると良いでしょう。
- モバイルファースト
近年では、スマホの普及に伴いスマホでWebサイトを閲覧するユーザーが急増してきています。なので、企業はスマホで使いやすいようなUXを考えなければなりません。例えば、スマホは基本的には片手で使用するのでお問い合わせなどの重要なボタンは端ではなく、画面の中心に配置した方がユーザーにとって操作しやすいかもしれません。
モバイルにおけるページの評価も「PageSpeed Insights」でできますので試してみてください。
UX(ユーザーエクスペリエンス)のまとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はUXについてご紹介してきました。
UXにおいて一番大事なことは、ユーザー目線に立つことです。
自分がユーザー目線に立って使いやすいWebサイトなどを制作することで、ユーザーに受け入れられやすくなるでしょう。
是非あなたの会社のWebサイトも見直してみてください。