みなさんは「ブランディング」と「マーケティング」の違いをご存知でしょうか?
「分かっているつもりでいるけど、いざ説明するとなると困ってしまう」という方も多いかと思います。
そこで今回は、ブランディングとマーケティングの違いをわかりやすくご説明します。
そもそもブランディングとは?
現代マーケティングの第一人者として知られるフィリップ・コトラーは、ブランディングを以下のように定義しています。
つまりブランディングとは、ブランドに対する価値やイメージを顧客に持たせることで、他商品と差別化し、ブランドの価値を高めていくための取り組みです。
ブランディングについてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
そもそもマーケティングとは?
現代経営学の父と呼ばれるピーター・ドラッカーはマーケティングを以下のように定義しています。
つまりマーケティングとは、開発・流通・プロモーション・販売など、消費者に商品・サービスを届ける全工程を活用して儲かり続ける仕組みを作ることです。
マーケティングやマーケティングの基本的な戦略の立て方について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
ブランディングとマーケティングの違い
上述の通り、マーケティングは商品・サービスをユーザーに届けるまでの全工程を活用して売れるような販促活動を行い、売れる仕組みを作ることを目的としています。
一方で、ブランディングは「夢と魔法の国といえばディズニーランド」、「リンゴのマークのIT企業といえばApple」などのように、顧客の頭の中に一定のイメージを持たせることで他社との差別化を図ることを目的とするマーケティング戦略の一つです。
ブランディングとマーケティングは異なった概念ではなく、レイヤーが異なる概念であると考えた方が良いでしょう。ブランディングは商品やサービスが売れ続ける仕組みを作るための戦術の一つで、マーケティングはブランディングや商品開発など様々な戦術を含んだ包括的な戦略であるということです。
ブランディングとマーケティングの違いのまとめ
いかがでしたでしょうか?
ブランディングもマーケティングも、商品やサービスが溢れる現代において必要不可欠な戦略です。ブランディングを行わないと長期的な売り上げは見込めませんし、マーケケティングを行わないと売れる商品を開発することはできません。
双方のバランスを考えた上で、魅力的なブランドイメージや商品の開発にトライしてみて下さい。