「Twitter広告を利用してみたいけど、出稿方法がわからない」と戸惑ってしまう方も多いのではないでしょうか?
Twitterの日本人におけるアクティブユーザーはアメリカに次ぐ世界2位で、特に活発に利用する傾向にあります。さらに若年層へのプロモーションにも最適な媒体だと言われています。なので出稿方法がわからないという理由で出稿を諦めてしまうのはもったいないと思います。
そこで今回はTwitter広告を始める手順を画像付きでわかりやすくご紹介します。
そもそもTwitter広告についてよくわからないという方は、こちらの記事をご覧ください。
【目次】
1:広告アカウントの作成
Twitterで広告出稿を行うには広告アカウントが必要です。広告アカウントを作成することで、広告の設定・実行・分析を行うことが可能になります。
- プロモーションを行うアカウントにログインする
まずTwitter広告を出稿したいアカウントにログインし、メニュー左下の[もっと見る]をクリックします。広告出稿を行うTwitterアカウントは数週間の投稿実績がないと広告アカウントを作成することができませんので注意が必要です。 - Twitter広告をクリックする
ドロップダウンメニューの[Twitter広告]をクリックし「ads.twitter.com」に移動します。 - [Twitter広告を設定する]を選択する
Twitter広告に移動すると[オートプロモートを設定する]か[Twitter広告を設定する]の選択肢が表示されるので、[Twitter広告を設定する]をクリックしてください。
ちなみにオートプロモートとは、月額9900円で自動的に広告運用を行ってくれるサービスです。指定アカウントの中から反応の良い投稿を広告として表示する機能を持っているので、しっかり投稿を選んだりする時間はないけどフォロワーの増加させたいという方にはこちらもおすすめです。 - 国とタイムゾーンを選択する
[Twitter広告を設定する]を選んだら国とタイムゾーンを指定し、[次に進む]をクリックします。これで広告アカウントの作成完了です。
2:キャンペーンの作成
広告アカウントの作成が完了したら、キャンペーンの作成を行います。キャンペーンの作成では、広告配信の目的、キャンペーン名、配信期間、予算の設定を行います。
- 広告キャンペーンの目的を選択する
まずは広告配信の目的を選択します。目的はブランド認知度の向上、検討、コンバージョンの3カテゴリーで構成されています。自社の目的に合わせたプランを選択しましょう。 - キャンペーン名・配信期間・予算を設定する
続いて、キャンペーン名、予算、期間の設定を行います。
・キャンペーン名
任意の名前を入力してください。・予算
日別予算、総予算で設定した金額を超えて広告が配信されることはありません。また、総予算は任意入力ですが、想定外の請求を避けるためにも設定するようにしましょう。・期間
期間では[詳細設定]から[標準配信]と[集中化配信]を選択することができます。集中化配信では、設定金額内で可能な限り広告を配信するため、スポーツイベントなど時間に制約のあるキャンペーンで非常に有効です。
以上が設定できれば広告キャンペーンの作成完了です。
3:広告グループの作成
広告キャンペーンの次は、広告グループを作成します。
- 広告グループの詳細を設定する
広告グループ名、広告配信期間、入札タイプ、入札額、最適化設定を含む広告グループの詳細を設定し、[次へ]をクリックします。
・広告グループ名
任意の名前を入力してください。
・広告配信期間(任意)
広告グループでの配信期間を設定します。省略した場合、キャンペーンで設定した配信期間が適用されます。・広告グループの総予算(任意)
広告グループあたりの利用上限を設定することができます。省略した場合、キャンペーンで設定した総予算が適用されます。・入札タイプ
[自動入札]と[目標コスト]から選択可能です。目標コストとは、支払いが生じるアクションごとに支払っても良い入札額を指定すると、目的単価に合わせて1日の単価が最適化されるようになる機能です。・最適化設定
[最大リーチ]と[エンゲージメントを伴うリーチ]から選択することが可能です。
また、[測定オプション]では[オーディエンス測定タグ]と[DoubleClickトラッキングタグ]の設定を行うことができます。・オーディエンス測定タグ
オーディエンス測定パートナーであるDARとvCEのタグを設定することで、Twitterキャンペーンデータを各サービスでレポート処理できる機能です。・DoubleClickトラッキング
既にDoubleClickのアカウントを持っている方を対象に、TwitterのパフォーマンスデータをDoubleClickに送信して分析することが可能になる機能です。
- 広告のターゲティングを指定する
ターゲティングとは、どんな特徴を持つユーザーに向けて広告配信するのかを決める作業です。オーディエンス、オーディエンスの特性、オーディエンスの条件を基準に選択することができます。
・オーディエンスオーディエンスとは、「アプリのユーザー」「webサイト来訪者」「フォロワー」など、既に繋がりのあるユーザー向けターゲティングを行う方法です。・オーディエンスの特性
オーディエンスの特性とは、「性別」「地域」「言語」「使用端末」など、ユーザーのデモグラフィックな情報をもとに行うターゲティング方法です。・オーディエンスの条件
オーディエンスの条件とは、「検索キーワード」「ツイート内容」など、ユーザーの趣味嗜好やTwitter上での行動をもとに行うターゲティング方法です。質の高いオーディエンスに広告を配信するために、ターゲティングはTwitter広告の中でも最も大切な作業です。ターゲティングの詳細を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
4:クリエイティブの作成
続いて、クリエイティブを作成します。クリエイティブとは、広告として使用するツイートのことです。
- ツイートの設定をする
クリエイティブはオーガニックツイート、予約投稿ツイート、広告用ツイートから選択することが可能です。以下ではそれぞれの機能と手順をご紹介します。・オーガニックツイート
まずは、既に投稿されているツイートを利用するパターンです。
[オーガニックツイート]を選択すると「ツイート」の欄に広告ツイートとして選択可能なツイートが表示されるので、広告に指定したいツイートを左上のチェックリストをクリックして選択します。また、複数のツイートを指定することも可能です。・広告用ツイート
続いて、新規で広告用ツイートを作成するパターンです。先ほども述べましたが、Twitter広告ではターゲティングが最も重要です。ターゲティングをきちんとできていない場合、自社のターゲットとするユーザーに表示される可能性は低くなります。自社のフォロワーが必ずしもターゲットになるわけではないので、より効果的に配信するために広告用ツイートを作成することをおすすめします。
[広告用ツイート]を選択し、羽のタブをクリックします。広告用ツイートを作成する画面に飛ぶので、出稿するクリエイティブを作成し、[ツイート]をクリックしてください。広告用ツイートには画像や動画を挿入することも可能です。
ここで注意していただきたいのが、キャンペーンの設定が完了するまでプロモーションは行われませんが、ツイートをクリックするとすぐにツイートとして投稿されてしまうという点です。そのため、指定の時間に合わせて出稿したい場合には[予約投稿ツイート]を利用することをおすすめします。・予約投稿ツイート
予約投稿ツイートとは、特定の日付と時間を選択して出稿することができるクリエイティブです。週末や夜間、忙しくて投稿できない時などに広告配信したい場合に便利な機能です。[予約投稿ツイート]を選択した上で②を押して、先ほどご紹介した[広告用ツイート]の手順で広告用ツイートを作成しましょう。
広告用ツイートの作成とともにツイートを公開する日付と時間を選択します。①のドロップダウンメニューから[予約設定する]を選択し、②で公開日時の設定を設定して完了です。
作成したクリエイティブを確認し、問題がなければ[次へ]を選択してください。
5:作成したキャンペーンの確認
上記のステップが完了したら、[レビュー]に移動し作成したキャンペーンと広告グループを確認しましょう。
- 今まで設定した内容を確認し、問題があれば訂正する
キャンペーンの編集をしたい場合や、追加で広告グループを作成したい場合は画像右上の[編集]より変更することができます。キャンペーンの詳細、広告グループの確認が完了したら[キャンペーンを開始]をクリックすると配信が開始されます。
6:レポートの確認
キャンペーンを開始したらレポートの確認を行いましょう。
- Twitter広告に移動する
Twitter広告(https://ads.twitter.com/)に移動すると、Twitter広告マネージャーと呼ばれる、現在ログインしているアカウントで運用しているキャンペーンの成果・料金・インプレッションなどを確認することができます。正常に広告配信ができるようになると、画像下部に設定した広告の詳細が反映されます。
Twitter広告マネージャーでは、広告の新規作成、配信している広告の編集、一時停止、削除、効果分析などができるので、広告効果を最大化させるために活用してみてください。
以上でTwitter広告の作成が完了となります。
7:請求先情報の入力手順(初回のみ)
初めてTwitter広告を利用する場合、請求先情報の入力が必要です。以下では、その手順をご説明します。
- アカウントから[クレジットカードを追加する]をクリックする
Twitter広告右上にある自分のアカウント名をクリックし、[クレジットカードを追加する]をクリックします。 - 課税ステータスを選択する
次に、課税ステータスを選択します。自身が企業、個人事業主、自営業者でTwitter広告をビジネスで利用する場合は[ビジネス]、個人または非営利で利用する場合は[個人]をチェックし[次へ]をクリックしましょう。 - 会社の所在地を入力する
自身の会社の所在地を入力して[次へ]をクリックします。 - 二つの質問に回答する
次に2つの質問がありますが、日本の場合は2つとも「いいえ」を選択します。 - クレジットカード情報を入力する
クレジットカード情報の登録画面になりますので必要事項を入力しましょう。最後にTwitter広告の利用規約に同意し[保存]をクリックすれば完了です。
クレジットカード情報の認証が正常に完了すると、広告が配信できる状態になります。
Twitter広告の始め方のまとめ
今回はTwitter広告の利用方法、出稿方法をご紹介しました。
広告を出稿するまでの各種設定も大切ですが、広告を分析し、状況に応じて改善していくことも大切です。競合のキャンペーン事例などを分析し、自社の広告改善にも役立ててみてください。