【Roboma 導入事例】チーム全体で広告状況を共有!ロボマ導入で広告運用のPDCAサイクルが加速(株式会社大丸松坂屋百貨店)

【Roboma 導入事例】チーム全体で広告状況を共有!ロボマ導入で広告運用のPDCAサイクルが加速(株式会社大丸松坂屋百貨店)

こんにちは!広告レポート自動作成・データ分析ツール Roboma(ロボマ)運営チームです。

株式会社大丸松坂屋百貨店様では、2021年にスタートしたサブスクリプション型ファッションレンタルサービス「アナザーアドレス」を運営されています。このサービスでは、国内外の高級ブランドや日本のデザイナーズブランドなど、多彩なファッションアイテムを定額でレンタルできるのが特徴です。特に、環境に配慮した持続可能なビジネスモデルが大きな魅力です。

今回は、株式会社大丸松坂屋百貨店の田端様にお話を伺いました。

株式会社大丸松坂屋百貨店 アナザーアドレス事業責任者(経営戦略本部 DX推進部 部長) 田端 竜也 氏

御社の事業内容、マーケティングについて教えてください。

300以上のデザイナーブランドの中から、自分の好きなアイテムを選んでレンタルできる、百貨店業界初のファッションサブスクリプションサービス「アナザーアドレス」を運営しています。

「アナザーアドレス」は、『FASHION NEW LIFE』をコンセプトに掲げ、ファッションが持つ人をエンパワーする力を信じています。ファッションは人の気分を上げ、自信を与え、新たな出会いやビジネスチャンスを生み出す力があると、私たちは確信しています。

サービス開始からの3年間は、主に仮説検証の期間でした。この期間で、次のような重要な学びと検証を行ってきました。

  • ユーザーニーズの確認
  • 収益モデルの検証(特に赤字部分の分析)
  • ファッションサブスクリプション市場に対する理解の深化

現在、ファッションサブスクリプション市場はまだ成長段階にあり、市場規模は100億円未満です。現時点では主にイノベーターやアーリーアダプターが利用している段階で、今後はこのカテゴリー自体の認知度を高めることが重要だと考えています。

これまでは、大丸、松坂屋、パルコなどの既存の流通チャネルを使わずにユーザーを獲得してきましたが、今後は「アナザーアドレス」自体の認知度向上と、既存の店舗を活用した集客にも力を入れていく方針です。これにより、より多くの層にファッションサブスクリプションの価値を伝え、市場拡大を目指しマーケティング活動を行っていきます。

担当されている業務の範囲を教えてください。

「アナザーアドレス」は2021年3月に社内ベンチャーとして立ち上げたのですが、私は立ち上げ当初からプロジェクトに携わり、現在は事業責任者として、サービスの拡大と成長戦略の推進に尽力しています。

Roboma を導入しようと思ったきっかけ、導入前の課題はどのようなものがありましたか?

これまでは手動でレポートを作成していたため、広告効果のデータを確認するまでにタイムラグが生じていました。また、複数の媒体に広告を出稿していることで、クリエイティブ間の数字を比較するのが難しいという問題も感じていました。

さらに、手動集計の場合、レポートの数値に異常があった際、その原因を特定するのに多くの時間を要します。時には、レポート作成よりもエラー箇所の特定に時間がかかることもありレポート作成周りを自動化したいと考えていました。

導入の決め手について教えて下さい。

ダッシュボードのビジュアライゼーションが分かりやすく、視覚的に優れていると感じたことに加え、コスト面でも適していたため、導入を決定しました。

導入する際、社内のメンバーの反応はどうでしたか?

特に反対意見はなく「便利だ」という声が上がっていました。

導入してから、どのような変化がありましたか?

これまで広告の進捗データはエクセルで作成されており、広告運用に携わっていない人には見づらい環境でした。しかし、現在ではダッシュボードのグラフが共有されるようになり、広告経由の数字を見る人が増えました。その結果、チーム内でも自分たちのサービスの広告状況を理解・認識するメンバーが増えたと感じています。

ダッシュボードが見やすいため、広告運用に直接関わっていないメンバーも広告の数値に触れる機会が増え、データが視覚的にわかりやすく、自然と頭に入りやすくなりました。これにより、データを見るハードルが下がり、各担当者にも理解してもらいやすくなりました。さらに、PDCA サイクルを回すスピードも向上しました。

マーケティングで大事にしている部分はどこでしょうか?

マーケティングで大切にしているのは、事業の目的がぶれないようにすることです。チームは2人で始まりましたが、現在は40人以上に増え、組織が拡大する中で、サイト、広告、そのためメディアから発信するメッセージに統一感を持たせることが課題となっています。意図した多様性を大切にした結果、メッセージが必要以上に多様化してしまい、顧客に伝わりにくくなってしまったため再設計を進めています。私たちは、事業の目的や価値観を反映した一貫性のあるメッセージを発信することを常に意識しています。

今後 Roboma に期待することを教えてください。

マーケター視点でのデータ考察機能です。具体的には、単なるデータの提示だけでなく、マーケティングの観点からの分析や洞察を提供してくれる機能があれば、より戦略的な意思決定がしやすくなると考えています。

「アナザーアドレス」は、ファッションサブスクリプションサービスとして、多くの方にファッションを楽しんでもらい、褒められる体験を持続的に提供することを目指しています。ファッションには、人々に自信と活力を与える力があると信じており、その力で新たな可能性を広げたいと考えています。ファッションサブスクリプション市場はまだ成長段階ですが、今後は認知度を高め、より多くの方にサービスの魅力を伝えることが重要です。特に、サービスの理解促進とダイレクトな集客に力を入れ、アーリーマジョリティ層にも届けたいと考えています。「アナザーアドレス」を通じて、ファッションを気軽に楽しみ、日常をより豊かにする新しい体験を提供していくことが今後の展望です。