LinkedInをみなさんはご存知ですか?
これは自分の日常を発信していくInstagramやTwitterとは異なる、ビジネスに特化したSNSのことです。
今回はLinkedInを活用した採用マーケティングについてご説明していきます。
【目次】
LinkedIn(リンクトイン)とは
世界最大級のビジネス特化SNSこそLinkedInです。2003年5月にサービスを開始し、2019年3月現在の登録ユーザーは全世界で5億9000万人を超えています。日本でも200万人以上のユーザーが存在しています。
ビジネス特化型SNSであるため、他のSNSと違いプロフィール欄には
・現在の勤務先
・役職
・業種
・スキルなど
といった「仕事に関係のある」ことのみを記入します。
LinkedInの特徴
世界最大級のビジネスSNS
前述した通り、LinkedInはビジネスに特化したSNSであり、そのコンセプトも「世界中のプロフェッショナルの仕事とキャリアを支援する」です。ユーザーのほとんどが若手社員や経営者などのビジネスマンだというのが大きな特徴です。
相手ユーザーが同僚、上司、取引先
他のSNSと大きく違う点はメッセージのやり取りをするユーザーが友達ではないということです。友人に向けて日常を配信するInstagramやTwitterとは異なり、LinkedInではビジネスマンに向けて配信をします。
つながる機能
LinkedInではその目的に合わせて「仕事に必要な人材」「同僚」「クライアント」など様々な人を探し出すことが出来ます。
検索欄に自分の見つけたい情報(業種、大学名など)を入力することで
・同じ業界で働いている人
・欲しい人材
・新規顧客の獲得
・ビジネスパートナー
といった自分の求めている人々を探すことができます。
企業における2つのLinkedIn活用方法
① インバウンドマーケティング
LinkedInには「企業のページ」を開設する機能があり、画像や動画、ブログを掲載することが出来ます。一見Facebookと同じに見えますが、ビジネス特化型SNSだからこそ自社のPRや営業活動を行いやすいです。
閲覧する側もビジネス前提で見ているので、魅力的なページに仕上がれば新たな顧客を獲得出来たり、企業のイメージアップに繋がったりすることが可能です。
② アウトバウンドマーケティング
他のSNS同様「広告を掲載」することができます。顧客に成り得る層にターゲティングして掲載することが出来る他、メッセージ機能を使ってターゲットユーザーに直接営業することも可能です。
採用マーケティングの方法
そもそもLinkedInというのは「このSNSで人材をヘッドハンティングしたい」「就職、転職ツールの一つとして使いたい」といった理由で有名となったSNSです。
ユーザーはビジネスマンとしてのプロフィールを公開しているので、企業側は自分たちの欲しい人材の条件を検索し、採用したい人に直接アプローチすることが出来ます。有料ではありますが、以下で具体的な採用マーケティングの方法をご紹介します。
InMail の活用方法
この機能は自分とつながりのないLinkedInメンバーに連絡を取ることのできる手段です。掲載した求人への応募者以外の適任者に連絡を取りたい場合に使用します。メッセージには自分の会社の概要と募集ポジションの概要と、適任者であると判断した理由を述べます。個人個人にメッセージを送ることでその人材の獲得効果を高めることができます。
コンタクトの活用方法
自分のネットワーク内にいるメンバーのことを「コンタクト」と呼びます。
そのコンタクトはそれぞれ以下のように分類できます。
1次コンタクト
直接つながりのあるユーザーで、LinkedInメッセージを使って直接連絡をとることが出来ます。
2次コンタクト
自分の1次コンタクトと繋がりのあるユーザーのことです。つながりリクエストを送るか、紹介リクエスト、InMailで連絡を取ることが出来ます。
3次コンタクト
自分の2次コンタクトと繋がりのあるユーザーのことです。検索結果にフルネームが表示されれば、つながりリクエストを送信することが出来ます。名前と名字のイニシャルだけの場合はInMailを使ってコンタクトを取ることが出来ます。
グループメンバー
自分が参加しているグループのメンバーのことです。LinkedInメッセージ、もしくはグループディスカッションを通じて連絡を取ることが出来ます。欲しい人材の人がいたら、同じグループになりLinkedInメッセージを飛ばすのも一つの戦略です。
ネットワーク外
上記以外のユーザーのことです。InMailを使用することで連絡を取ることができます。
SlideShareとはLinkedInが運営しているスライドショー形式で資料を公開できる無料サービスのことです。個人や企業以外にも米国ホワイトハウスのような政府機関も利用しているサービスです。
企業が配信しているスライドもあれば、個人が公開しているスライドもあります。スライドから人材を見つけることも可能で「InMail」や「グループメンバー」「2次、3次コンタクト」などを駆使してアプローチをかける方法もあります。
採用にLinkedInを活用した事例
メルカリ
2015年からLinkedInを使い始め、メルカリが意識したのは「ダイレクトリクルーティングツールの活用」でした。
ただ「スカウトメールをたくさん送る」のではなく、「ミートアップに来ませんか?」というメッセージを積極的に送る手法です。気軽に飲みながら話すようになっており、これで自社ファンを増やし、「自社で働くことの魅力」を伝えることで採用を増やしています。
まとめ
いかがだったでしょうか。このビジネス特化型SNSを活用することで、より効果的な人材の確保をしてみては?あなたのニーズにマッチしたユーザーもきっといるはずです。
「採用マーケティングとは?」、「Indeed(インディード)広告の活用方法」は、こちらをご覧ください。