2020年1月7日にTwitterに新広告プロダクトである「プロモトレンドスポットライト」が登場しました。
今回は「プロモトレンドスポットライト」の仕様や特徴を紹介いたします。
まだ発表されたばかりでこれから注目が集まると思われるので、今のうちから要チェックしておきましょう。
Twitterの広告形態
Twitterにはもともと「プロモツイート」「プロモアカウント」「プロモトレンド」の3種類の広告形態があります。その3つの特徴や料金など詳しいことは以下の記事で紹介しているので参考にしてみてください。
プロモトレンドスポットライトとは?
プロモトレンドスポットライトとは、Twitterのプレミアム表示枠1社買い切り型の新しい広告プロダクトです。この広告は人の目を引く動画のパワーと、Twitterの「話題を検索」タブのプレミアムな枠を組み合わせることで、より魅力的な広告を打ち出すことができ、人の目を止めることができるものになっています。
いわゆる純広告で誰でも簡単に出稿できる運用型広告ではないと思われます。実際に出稿したいと思う企業は、広告代理店もしくは Twitter の営業担当者に直接連絡するのが良さそうです。
現在一般利用可能
米国、英国、日本
オーストラリア、ブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、インド、インドネシア、メキシコ、サウジアラビア、韓国、スペイン、タイの12の市場
仕様
- 静止画・6秒間の動画・GIFに対応、クリエイティブはモバイルとデスクトップに表示され、モバイルの場合だと画面の左右端まで広告が表示される
- 「話題を検索」タブの最上部に表示される、利用者に広告が表示されるのは1人につき1日に最初の2回、「話題を検索」タブを表示した時です
- 3回目以降は通常のプロモトレンドと同じ表示方法に切り替わり、上部の画像枠にはエディトリアルコンテンツ(商業目的としないニュースバリューの高い出来事や社会的な関心の高いコンテンツ)が表示される
- 広告主はメッセージを順序立てたい場合、1日を通してクリエイティブを切り替えるように選択することも可能
主な特徴
- 注意を引く
→画面幅いっぱいにクリエイティブが表示されるため、利用者の注意を引きつけメッセージをより理解しやすくします。 - ブランドを差別化
→「話題を検索」タブの最上部に配置されるため、情報が高度にまとめられたコンテンツの上部に表示することで他の広告との差別化します。さらに、このタブでは「今」話題の話が飛び交うため、話題性を持たせ特別感を出すことができます。 - 会話を換気
→「話題を検索」タブに表示されることで、他のトレンドとともに会話を生み出し、議論を誘い起こす機会を持つことができます。
影響力
国際的な視聴行動調査会社EyeSeeが実施したアイトラッキング調査で、人々は「プロモトレンドスポットライト」に対し、通常のプロモトレンドよりも26%長い時間目を止めました。これにより全体的に影響が生まれ以下の結果が出ました。
- 広告想起率:113% up↑
- ブランド考慮率:18% up↑
- 将来ブランドを使う可能性:67% up↑
またTwitter社のデータでは人々がスポットライト・ユニット内の広告をクリックする可能性は、通常のプロモトレンドよりも3倍高くなるという結果も出ました。
実際にプロモツイートやプロモトレンドをほぼ見ず流してしまう私も、初めて見たときは驚いて終始見てしまい、それから「プロモトレンドスポットライト」は気になり、チェックしています。「話題を検索」タブを開くだけで勝手に動画が流れ始まるので、ぜひ一度チェックしてみてください。
現在の使用状況
Twitterマーケティングのブログ(https://blog.twitter.com/ja_jp/topics/marketing/2019/PromoTrendSpotlight.html)によると、日本コカ・コーラ株式会社ではベータ版の段階から複数ブランドで積極的に活用してきたようです。また「今後も新製品ローンチ時や新しいコミュニケーション開始時など、様々な統合マーケティング施策で活用していきたいと考えています。」と述べています。
しかし実際に数日「プロモトレンドスポットライト」の内容を見てきましたが、ニュースの話題が多くまだまだ参入している企業は少なく感じました。まだ登場して間もないため、情報もあまり出てきていないようです。Twitterのサポートチーム(https://twitter.com/TwitterSupport)に直接連絡して詳細を聞くのが1番早そうですね。
Twitter新動画広告枠「プロモトレンドスポットライト」まとめ
まだまだ情報量が少ない「プロモトレンドスポットライト」ですが、これから注目が集まり参入する企業も増えてくるのではないでしょうか?
新商品やサービスの発表や話題性を持たせたいコンテンツの広告にぜひ活用してみてください。