広告運用をしているとレポーティング業務に時間を取られてしまい、思うように分析や施策を考える時間を取れないといった課題を持っている方も多いのではないでしょうか。
レポート作成の工数を削減し、成果の最大化のために分析や施策立案に時間を割きたいときに活用したいのが広告レポート・分析ツールです。
今回は広告運用の効率化と成果の最大化を実現する、広告レポート自動作成・データ分析ツールの「Roboma(ロボマ)」について詳しく解説します。
「Roboma(ロボマ)」の機能や特徴、活用するメリット、導入事例をご紹介するので、Web広告の運用で課題をお持ちの方はご一読ください。
【目次】
Roboma(ロボマ)とは?
Roboma(ロボマ)は、RoboMarketer株式会社が提供する広告レポート自動作成・広告データインフラツールです。デジタルマーケティングにおける複雑な広告運用を、シンプルかつ効率的に分析できるツールとして注目を集めています。
主な特長は、多様な広告プラットフォームとのシームレスな連携にあります。

Google、Meta、 X、Yahoo!、LINE、TikTok など、主要なWeb広告プラットフォームのデータと自動連携し、広告データの一元管理を可能にします。さらに、自社の売上データやアドエビス、Salesforceなどのデータも取り込めるため、広告効果を包括的に可視化できます。
直感的で使いやすいダッシュボードや、詳細なクリエイティブ分析を可能にするクリエイティブレポート機能も搭載しています。
広告レポートの自動化で作業の効率化を図りたい中小企業から、広告データを利活用したい大企業まで幅広いニーズに対応しています。
広告データの利活用については、以下の記事をご覧ください。
Roboma(ロボマ)の料金
広告レポート自動化ツールは、一般的に広告アカウント数や出稿金額に応じて料金が変動することが多いですが、Robomaは連携している広告数などの上限数がプランごとに設定されています。そのため、他のツールに比べて利用料金が急激に上昇してしまうリスクが低いと言えます。
月額40,000円から利用できるプランもあり、企業の成長段階に合わせた導入が可能です。広告運用状況により適した料金プランが変わるため、詳しいプラン内容についてはRobomaにお問い合わせください。
まずは、2週間の無料トライアルで操作性を試してみるのもひとつです。
今すぐ登録するRoboma(ロボマ)の機能|活用シーン
Robomaには、広告運用に役立つ以下の機能が搭載されています。
- ダッシュボード
- メディアマネージャー(媒体横断レポート)
- クリエイティブレポート
- Excelやスプレッドシートへのレポート出力機能
- 運用支援機能(予算管理・アラート)
- 成果データの取り込み機能
それぞれの機能について詳しく解説します。
ダッシュボード|広告指標を一目で把握
ダッシュボードでは、インプレッション数、クリック数、コンバージョン数、広告費用など、主要な広告指標を可視化して運用状況を確認できます。
直感的に操作できるフィルタリング機能もあり、必要な情報にすぐにアクセスできるため、迅速な意思決定を支援します。
メディアマネージャー|媒体横断での比較が可能
メディアマネージャーでは、媒体を横断してデータを比較・分析できます。
データを横断的に分析できるだけではなく、ドリルダウンして媒体データを確認することも可能です。さらに、複数の成果地点を横並びにして比較することもできます。
媒体ごとのパフォーマンスの比較や分析ができるため、最適な広告戦略を立案する際に役立ちます。
クリエイティブレポート|クリエイティブのPDCAを高速化
クリエイティブレポートでは、画像、動画、テキスト、ボタンなど、広告素材別に詳細データを確認できるため、活用することでクリエイティブ分析が容易になります。
レポートのクリエイティブをクリックすると画像の拡大表示や、動画広告のプレビュー機能も備えています。
各媒体の管理画面でデータを確認する必要がなくなるため、クリエイティブ改善のPDCAサイクルを加速させます。
レポートの自動出力|定期的なレポート作成の自動化
ExcelのレポートフォーマットにRobomaのデータを流し込み、レポート作成を自動化することが可能です。レポートを作成するスケジュールを事前に設定しておくことで月次、週次、日次レポートといった定期的なレポート作成の大幅な工数削減につながります。
さらに、作成したレポートをメール送信する機能も搭載しています。
運用支援機能(予算管理・アラート)|運用ミスの予防に便利
予算進捗率の管理機能や、コストやCPAなどの指標に基づくアラート機能により、広告運用における潜在的なリスクを未然に防ぎます。
予算管理
予算管理機能では、月次予算の進捗管理ができます。
設定した月間予算に対しての予算進捗率や残予算などを確認することができるため、予算の消化状況の一元管理を実現します。
アラート
コストやCPAなどの指標にもとづきアラートを設定できます。
Slackやメールでの通知が可能で、予算超過や案件停止などのリスクの見落としを防ぎます。案件数が多い担当者の方におすすめの機能です。
成果データの取り込み機能|正確なCVやCPAでの運用を実現
Robomaでは、広告データの他に売上やコンバージョンデータなどの取り込みが可能です。
Google アナリティクス(GA4)やアドエビス(AD EBiS)、Adjustといった外部計測ツールや、SalesforceなどのCRMツール、自社データベースのデータと広告データをマッチングさせ、より深い成果地点までトラッキングできます。
Roboma(ロボマ)を導入するメリット
数ある広告レポート自動作成・データ分析ツールのなかで、Robomaを導入するメリットとしては、以下の3つがあげられます。
- 管理画面が直感的に使えるから操作に迷いにくい
- 管理画面上で抽出したデータをそのまま出力できる
- 広告主・広告代理店どちらにも役立つ機能が揃っている
- 外部データとの突き合わせで成果の可視化ができる
Robomaを導入するとどのようなメリットがあるのか説明します。
管理画面が直感的に使えるから操作に迷いにくい
Robomaのダッシュボード画面はシンプルで専門的な知識がなくても直感的に操作することができます。
上部にある「期間」や「時間軸」などの項目を選択すれば好きな粒度でデータを見られるので、操作に迷うこともありません。
また、Robomaでは商材やサービスといった案件ごとなどで広告アカウントを束ねるプロジェクトを作成して、データを切り分けて見ることができます。
例えば、A案件とB案件のプロジェクトを作成しておけば、A案件とB案件のデータが混在せずにそれぞれのデータのみを確認できるようになります。ダッシュボードの上部からプロジェクトを切り替えて管理することも可能です。
作成したプロジェクトは、ダッシュボードの上部で切り替えて管理することが可能です。
管理画面上で抽出したデータをそのまま出力できる
Robomaのクリエイティブレポートでは、レポートを出力前に管理画面上でデータを確認することが可能です。広告レポート自動作成ツールによっては、実際にレポートを出力するまでデータを確認できないこともあり、レポート出力の手間がかかることも少なくありません。
クリエイティブレポートでは、管理画面上に表示されているデータを画像付きで出力できます。レポートを出力する前にデータが確認できるため、不要なレポートを出力することもなく手間がかかりません。
広告主・広告代理店どちらにも役立つ機能が揃っている
Robomaには広告主と広告代理店、どちらの運用においても役立つ機能が搭載されています。
例えば、広告主の広告運用におすすめな機能としては、以下があげられます。
- ダッシュボード:広告指標を可視化
- クリエイティブレポート:広告素材別にデータ集計可能
- 成果データ取り込み機能:外部計測ツールや売上データとの突き合わせ
クリエイティブレポートでは、画像、動画、テキスト、ボタンといったクリエイティブの効果を分析したい時に役立ちます。また成果データの取り込み機能を活用することで、例えばECの売上データと広告データと突き合わせをして正しいコンバージョン成果やROASを把握できるようになります。
一方で広告代理店の広告運用におすすめの機能は、以下の通りです。
- レポートの自動出力:レポート作成の自動化
- 予算管理機能:月間予算に対しての予算進捗率や残予算などの管理
- ユーザー招待機能:プロジェクトごとに権限を分けてユーザーを招待
ユーザー招待機能では、作成したプロジェクトごとにユーザーを招待することができ、以下のように「管理者」「運用者」「閲覧者」で権限を分けることもできます。
広告代理店での運用であれば、広告主の担当者を該当プロジェクトに招待して管理画面上のレポートを共有して広告運用の進捗状況をご確認いただくといった使い方も可能となります。
外部データとの突き合わせで成果の可視化ができる
Robomaの成果データの取り込み機能では、Google アナリティクス(GA4)、アドエビス、Adjust などの外部計測ツールとコンバージョンデータをマッチングさせ、より正確な成果測定を実現します。
データを取り込むと上記のメディアマネージャー機能で、媒体のコンバージョン数とGoogle アナリティクス(GA4)やアドエビスなどのコンバージョン数を横並びにして分析できるようになります。
Roboma(ロボマ)の導入事例
Robomaを活用している2つの企業の事例を紹介します。
広告代理店、広告主それぞれの事例をご紹介するので、導入を検討する際にお役立てください。
広告運用のPDCAサイクルが加速|株式会社大丸松坂屋百貨店
大丸松坂屋百貨店では、これまでは手動でレポートを作成していたため、広告効果のデータ確認にタイムラグが生じており、また媒体横断で広告クリエイティブの比較・分析するのが難しいという課題がありました。
さらに、レポートを作成する際に手動集計で数値に異常があった場合に、レポート作成よりもエラー箇所の特定に時間がかかってしまうことも多かったといいます。
そこでRobomaを導入したところ、広告運用の進捗状況をダッシュボードのグラフで共有できるようになりました。
ダッシュボードのビジュアライゼーションが分かりやすく、データを見るハードルが下がったため、PDCA サイクルを回すスピードも向上しました。ダッシュボードを活用することで、チームの各担当者にも広告の効果を理解してもらいやすい体制を構築にも役立てています。
詳しい内容については、以下の記事をご覧ください。
ダッシュボードの活用で利便性が向上|デジタルマーケティングイノベーションラボ株式会社
デジタルマーケティングイノベーションラボでは、見やすいダッシュボードがあることと、対応媒体数の多さが決め手となり、Robomaの導入を決めました。
代表自ら全ての案件をチェックしてメンバーに運用の指示を出していたため、案件を管理できるダッシュボードの必要性を感じていたといいます。
また、以前利用していたツールでは管理画面上でレポート内容を確認できず、レポートを確認する度にファイルのダウンロードが必要だったので、進捗確認に時間がかかってしまう課題がありました。
Roboma は使い勝手が良く、他にはマージン設定機能も搭載されていてグロスで広告費が表示されるので、クライアント用にダッシュボードを作りレポートを共有するといった使い方もできるようになったといいます。
さらにレポート出力の自動化により、スピーディーな運用にもつながっています。
詳しくは、以下の記事をご一読ください。
Roboma(ロボマ)導入時のよくある疑問・質問
Robomaの導入を検討する際によくある質問や疑問をまとめました。
広告データはどんな形式で出力できるのか?
管理画面上で確認できる広告データは、CSV、Excel形式で出力することができます。一部レポートはスプレッドシート出力にも対応可能です。
また、BigQueryへの出力やLooker Studioの構築も選択できます。詳しくはRobomaまでお問合わせください。
導入後に運用に乗るのか不安
広告レポート自動化ツールを導入する際に懸念点としてあげられるのは、「使いこなせるのか」「きちんと運用に乗るのか」ではないでしょうか。
Robomaでは、導入後1〜3ヶ月かけて運用に乗るまでサポートスタッフが支援します。導入状況にあわせたオンボーディングミーティングを実施し、サポート担当者による丁寧なサポートがあるため安心して導入を進められます。
導入後の流れを知りたい
Roboma導入後は、まず広告運用状況などをヒアリングし、以下のステップで段階ごとに導入・運用を進めていきます。
- 初期設定:目標確認・初期設定の確認・機能のご案内
- 運用開始〜機能活用:懸念点の解消・目標の達成状況の確認
- 運用定着:運用状況の確認
まず「Robomaを活用してどのような課題を解決したいのか」を確認し、目標を定めてから各企業に適した活用方法を提案しています。
また、サポートページやお問い合わせフォームもあるため、使い方などで迷ったしまった時にサポートする体制も整っています。
Robomaについて詳しくみるまとめ|Roboma(ロボマ)を活用して広告の成果最大化を目指そう
Robomaは、複雑化するWeb広告を一元管理して、データ分析と広告運用の効率化を実現するツールです。直感的なインターフェース、多様な機能、柔軟な料金プランにより、中小企業から大企業まで、あらゆる組織の広告マーケティング戦略を強力にサポートします。
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