ASO(アプリストア最適化)対策で押さえるべき5つのポイント

ASOの5つのポイント

適切なASO対策、できていますか?

広告運用に手一杯で、おろそかになりがちなASOですが、実はアプリの露出量や自然ダウンロード数を伸ばすために、非常に効果的です。

今回は、アプリマーケター必見のASOの仕組みから対策方法までご紹介します。

ASOとは?

ASOとは「App Store Optimization」の略で、日本語に訳すと「アプリストア最適化」という意味です。

App StoreやGoogle Playなどのアプリストア内で検索表示順位を上げたり、ダウンロード率を向上させることで、アプリの自然(オーガニック)ダウンロード数を増やすための取り組みです。

アプリマーケティングの中でも、広告費をかけない新規ユーザー獲得の最も定番な手法です。

ASO対策がなぜ重要なのか

世の中には、200万以上のアプリが存在していると言われています。その中で自社のアプリをユーザーに選んでもらうには、流入の入り口であるアプリストアページの露出量を向上させ、ユーザーにとって魅力的なコンテンツを用意するのは必須といえます。そのプロセスこそがASOです。

ASO対策の目的は、大きく2つあります。

1つ目は、アプリ検索エンジンからの流入数を増やすことです。

ユーザーが新規のアプリを探す際、約60%のユーザーがアプリストア内での検索を利用すると言われています。

新規アプリを見つけるチャネルの割合

出典:Neobyte Solutions – Apptimization

つまり、アプリストア内からの流入ボリュームは大きく、このユーザー層を獲得できるか否かで、アプリページのインプレッション数、クリック数が大きく左右されます。

2つ目は、アプリ広告のCPI(インストール単価)を下げることです。

アプリページの文言やスクリーンショットなどを最適化することで、アプリページ内のCVR(ここではダウンロード率)を向上できれば、CPIの改善が期待できます。CPIが改善すれば、広告予算をより効果的に運用することができます。

ASO対策の5つのポイント

それでは、実際にASO対策に取り組む際、何をすればよいのでしょうか。

App StoreとGoogle Playストアそれぞれで公開されている開発者向けガイドラインを参考に、押さえるべき5つのポイントをまとめました。

1.キーワード

まず、アプリに関連するキーワードを選定します。このキーワードは、検索の表示順位に大きく影響を与えるため最も重要な項目です。

キーワードを選ぶために、Google Keyword Plannerや、Ubersuggestといったツールを使ったり、アプリの特徴を具体的に表すキーワードを考えるのがおすすめです。

次に、選定したキーワードをアプリページに設定・配置します。

■ App Storeの場合

App Storeでは、100字の上限でキーワードの設定欄がありますので、そこに選定したキーワードを入力しましょう。検索結果に考慮されます。

■Google Playストアの場合

Google Playストアでは、App Storeのようにキーワードを設定する項目がありません。

選定したキーワードを、アプリのタイトルや説明文に適度に散りばめることで、Google側がアプリに関連したキーワードとして認識します。

2.アプリ名と説明文

アプリ名や説明文は、ユーザーがアプリを探す際に必ずとっても良いほど見られるため、非常に重要です。アプリ名や説明文に、選定したキーワードを入れましょう。

App Store 検索結果

特に、説明文では、ユーザーがスクロールせずに目に入る位置(始めの1-2文)に最も重要なキーワードを含め、端的にアプリの魅力が伝わるようにすることが重要です。

なお、App Storeでは、アプリ名の下に表示される「サブタイトル」を30字以内で設定する必要があります。ここでも、いくつかのキーワードを散りばめ、アプリの特徴を端的に説明しましょう。

App Store 説明文

3.スクリーンショット

ご存知の通り、アプリストアでは写真を掲載し、視覚的にアプリの内容を訴求することが可能です。

最も訴求したい機能や特徴をひと目で伝わるように、スクリーンショットを選定、作成しましょう。

特に最初の1-2枚は必ずユーザーが目にするので、慎重に選びましょう。アプリの実際のUIがわかるようなスクリーンショットの方が、上位表示されやすくなる傾向にあると思います。

その他、動画を掲載してみたり、画像やテキストを差し替えたりして、A/Bテストを行うと良いでしょう。

App Store スクリーンショット

4.カスタマーレビュー

ユーザーからのカスタマーレビューも検索順位やクリック率、ダウンロード率に影響します。評価数やレートはもちろん、レビューへの回答率も検索順位に影響すると言われています。

レビューへの返信は後回しになりがちですが、溜めると後で大変なので、こまめに回答をしておきましょう。

5.アプリの質

AppleやGoogleも、ユーザーに優れたアプリを提供したいと考えており、「アプリの質」を重視しています。

ユーザーのDAUやMAUなどの継続率、すぐに落ちるアプリや長い間改善が見られないアプリは、ランキングが下がると考えられています。

特に

・リテンション率

・アップデート頻度

・クラッシュやバグの数

などは、アプリの質を計測する上で重視しているそうです。

参考:

App Store ディベロッパー向けガイドライン

Play Console ヘルプ – Google Play でアプリを見つけてもらいやすくする

Engadget Google Playの検索アルゴリズム、高品質アプリを優先するよう強化。低品質アプリのランクはダウン

まとめ

ASOの概要や対策すべきポイントをご紹介しました。リソースの問題でなかなか手が回らなかったり、効果もすぐに現れにくい「ASO対策」ですが、アプリダウンロードの入り口を改善することは、広告費をかけずに最も効果を上げるマーケティング手法の一つですので、ぜひいろいろ試してみてはいかがでしょうか。

ただし、アプリストアのアルゴリズムは数ヶ月に1回変更される傾向にあるので、「これだけやれば安心」ということはありません。

常に自社アプリの検索順位をウォッチし、順位が下がったらその都度改善してきましょう。