”自分の考えをまとめること”に苦手意識を抱いたことはありませんか?
ビジネスにおいて、多くの場面で論理的な思考が必要になります。しかし、なかなか論理立てた思考に慣れないという方も少なくはないのではないでしょうか?
そんな時に活用できるのが「マインドマップ」です。マインドマップを活用することで、インプットした内容を可視化し、論理的な思考をすることが可能になるため、プロジェクト管理やプレゼン資料の作成に役立てることができます。
今回は、様々なシーンで役立つマインドマップについてご紹介します。
【目次】
マインドマップとは?
マインドマップとは、ロジカルシンキングを可視化することのできるツールです。上記の樹形図のように主題(セントラルイメージ)から枝を関連項目として足していくことで、思考やアイデアを可視化することができます。思考やアイデアを樹形図のように可視化することで、普段論理的に考えることに苦手意識がある人でも、考えやすくなります。
マインドマップのメリット
マインドマップの主なメリットは以下の通りです。
- ロジカルシンキングに最適
- 思考を可視化することが可能
- 要素分解して優先順位をつけることができる
- 自分が気づけなかったことに気付ける
マインドマップの活用例
では、上記のメリットはどのような場面で役立つのでしょうか?
以下では、マインドマップの効果がより発揮される4つの利用シーンをご紹介します。
- プロジェクト管理
製品開発・設計・建設プロジェクトなど様々な分野で、プロジェクト管理は必須の作業となります。マインドマップを利用することでタスクの洗い出し・進行状況の把握・作業の調整までほぼすべての管理業務を行うことができるため、管理不足によるタスク漏れや期限が遅れてしまうことも少なくなるでしょう。
- ブログ記事作成
アウトラインの作成時に活用することができます。どういう記事構成にするか、目次やまとめなどを分解しながらアウトラインを組み立てることが可能になります。
- プロダクト開発
良質なプロダクトを開発するためには、沢山のアイデアをアウトプットする必要があります。自分の頭の中にあるアイデアを可視化させることで課題を解決する革新的なプロダクトを創出できる可能性が高まるでしょう。
- 自己分析
就職時や転職活動時に必要となる自己分析にも、マインドマップを活用することができます。履歴・成長経験・趣味などの情報を介して自分の強みややりたいことを理解し、自己PRにつなげることが可能です。さらに自分のやりたいことや自分のなりたい姿を見つけることにも繋がるので、社会人の方でも活用できます。
マインドマップの作り方
続いて、マインドマップの作成方法を4ステップでご説明します。
- メイントピックを決める
まず、主題となるテーマを中心に書きます。自分が学びたい内容や深く考えたい事項をテーマとして書きましょう。
- メイントピックから枝を伸ばす
次に、メイントピックの構成要素を考え、枝を伸ばします。テーマごとに色やアイコンを変更すると視覚的に分かりやすくなります。
- 関連項目から枝を伸ばす
続いて、伸ばした枝から更に枝を伸ばし、各キーワードを細分化していきます。ここでは質より数を意識して、思い浮かぶアイデアを全てアウトプットしましょう。
- 情報を整理する
情報を出し切った後は、それらを整理します。テーマとキーワードの関係が近い順に配置、具体性の強い枝を末端に移動、各キーワードの関連性を考えて再構成したりすることで、より深い思考が可能になり、問題の解決策や革新的なアイデアを出すことが可能になります。
無料マインドマップ作成ツール6選
最後に、無料でマインドマップを作成可能なおすすめツールをご紹介します。
XMind(エックスマインド)
<ほぼすべてのOSに対応>
XmindWindowsやMAC、スマホなどほぼすべてのOSで使用することができます。
<カスタム機能が豊富>
マインドマップをコピペしてExcel・Wordに載せたり、メモや余白に要約を記入する機能を搭載していたりとカスタム機能が充実しています。
<多様な構造>
整列図だけでなく魚骨図やツリー図、ロジック図などにも対応しているためマインドマップだけでなくタスク管理にも最適です。
FreeMind(フリーマインド)
<完全無料>
他のマインドマッピングツールは無料バージョンと有料バージョンに分かれており、無料バージョンの場合は機能に制限がかかることが多いです。一方こちらのFreeMindは全ての機能を無料で使うことができるので、課金せずにずっと使用したい方にはおすすめです。
<動作が軽い>
他のマインドマッピングツールと比較してもかなり動作が軽いです。そのため、情報量の増加やスペックの低いパソコンで使用しても不自由なく使用することができます。
<複雑な操作が可能>
フィルタリングとラベリング機能を搭載しているのでマインドマップの複雑化やタ情報化にも対応することができます。
MindMeister(マインドマイスター)
<日本語に対応>
海外版のツールですが、日本語にも対応しているため、英語が苦手な人でも簡単に使用することが可能です。
<豊富なテンプレート>
基本的な整列図からトップダウン型の組織図など20種類以上のテンプレがあるので、用途に合わせて自由に使用することができます。
<動作が重くなる>
スマホでこちらのツールを使用すると動作が重くなります。サクサクと沢山のマインドマップを作成したい人は他のツールを使用することをおすすめします。
Coggle(コグル)
<変更履歴が保存される>
全ての変更履歴が自動保存されるので修正の時点にさかのぼることができます。
<チャットやコメント機能>
共有編集やチャット・コメント機能を搭載しているため、複数人で管理・使用することが可能です。
<マップを1つしか保存できない>
Coggle内では1つしかマップを保存できません。Coggleを使用して複数のマップを保存したい場合はGoogle Driveに保存するようにしましょう。
Mindly(マインドリー)
<特徴的なデザイン>
まるで太陽系の周りを回る惑星のように言葉を配置してマインドマップを作成していきます。少し変わったマインドマップを使ってみたいという方にはおすすめのアプリです。
<自動レイアウト機能>
レイアウトをアプリが自動で行ってくれるので、綺麗に配置することを考えずに使用することが可能です。
<pdfやpng形式での出力が可能>
pdf・png・テキスト・OPML・Mindly形式での出力が可能です。「Mindly形式」という出力形式では、共有した人と共同で編集することもできます。
MindNode(マインドノード)
<オフラインでも使用可能>
オフラインでも使用可能なため、通信環境にパフォーマンスが左右されません。オフライン下でのデータは一端デバイスに保存された後にクラウドに保存されるため、データ紛失の心配もありません。
<動作が軽い>
今回ご紹介したマインドマッピングツールの中で最も動作が軽いツールであるといえます。IOSからandroidへのデータ同期もスムーズに行うことができます。
<パソコンとスマホで共有可能>
他のツールにはないパソコン・スマホ間のデータ共有機能を搭載しています。
マインドマップのまとめ
いかがだったでしょうか?
マインドマップは目的ではなくあくまで手段なので、作成して満足することなく、本来の目的を達成するために活用しましょう。
また、一口にマインドマップと言っても様々な種類のツールがあるので、利用を検討する際はこの記事を参考にしてみてください。