国内でトップレベルの検索シェアを誇っているYahoo!(ヤフー)。このYahoo!に広告を出稿できるのが、Yahoo!プロモーション広告です。
種類が豊富なだけでなく、良心的な課金システムで、老舗のインターネット広告といえます。また、初心者向けの運用サポートツールが用意されており、初心者の方にもオススメです。
今回はYahoo!プロモーション広告についてご説明していきたいと思います。
Yahoo!プロモーション広告とは?
Yahoo!プロモーション広告とは、ヤフーが行なっているインターネット広告の1つです。
広告掲載そのものに料金は発生せず、広告がクリックされた際に料金が発生するクリック報酬型広告の1つで、Yahoo! JAPANなどのポータルサイトに広告主のテキスト広告がリンク付きで掲載されるものです。
Yahoo!プロモーション広告の種類
Yahoo!プロモーション広告は、以下の3種類のサービスで構成されています。
スポンサードサーチ(検索連動型広告)
スポンサードサーチは、Yahoo! JAPAN上で検索した際、検索キーワードに応じて検索結果ページに表示される検索連動型広告(リスティング広告)のことです。
広告がクリックされると料金が発生するクリック課金型広告です。Yahoo! JAPANや提携しているパートナーサイトの検索結果に掲載されます。
さらにYahoo!のスポンサードサーチでは、掲載期間や価格を自分で設定することができ、オークション制で掲載順位が決定します。なので広告の品質が高く、入札価格が高いほど検索結果の上部の目立つ位置に広告が表示されます。パソコンやスマホ、タブレットなど様々なデバイスへの配信が可能なことも特徴の1つです。
また、広告の運用サポートも充実していて、以下のようなものがあります。
・キーワードアドバイスツール
サイトURLやキーワードなどの条件を入力すると、関連するキーワードやその他推定されるデータを過去の実績に基づいて表示されるため、掲載すべきキーワードがわかります。
・自動入札設定
広告掲載の目的に応じてキーワードの入札単価を自動的に調整し、適正な入札単価を自動的に選択できるため、運用の負担を軽減します。
自動入札設定の種類には以下の5種類があります。
・検索結果ページの目標掲載位置
→ 最初のページもしくは最初のページの上部へ掲載したい場合に設定します。広告を上位に表示させることができるため、ユーザーの注目度を高めることに繋がります。広告表示オプションを設定している方や、スマートフォン向けの広告配信比率を高く設定している方にオススメです。
・クリック数の最大化
→ サイトへのアクセス数を最大化したい場合に設定します。設定された予算内で最大のクリック数を獲得することができます。サービスの認知を広めたい方や、キャンペーンやセールのために沢山集客したいという方にオススメです。
・コンバージョン数の最大化
→ コンバージョンを最大化したい場合に設定します。アカウントの過去のコンバージョ ンやクリック実績を元に時間帯やデバイス、地域などの情報を掛け合わせてクリックがコンバージョンに繋がりやすいように入札価格を調整することができます。
コンバージョン重視だが、入札価格は自分で設定したい方、新規で登録するキャンペーンや広告グループでコンバージョン数を最大化したい方にオススメです。
・コンバージョン単価の目標値
→ 目標とするコンバージョン単価でコンバージョンを最大限に獲得したい場合に設定します。目標とする顧客獲得単価(CPA)を維持しながら、できるだけ多くのコンバージョンを獲得できるように入札価格を調整することができます。コンバージョン単価に目標があり、入札価格は自分で設定したい方、広告出稿の効果指標を顧客獲得単価(CPA)で計測したいという方にオススメです。
・広告費用対効果の目標値
→ 広告の費用対効果を最大化したい場合に設定します。目標とする広告費用対効果(ROAS)を維持しながらできるだけ多くの収益を獲得できるように入札価格を調整します。目標とする広告費用対効果(ROAS)が決まっている方、1つのウェブサイトで異なる価格帯の商品・サービスを複数扱っている方にオススメです。
Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)
Yahoo!ディスプレイアドネットワークは、ユーザーが閲覧している、または過去に閲覧したウェブサイトのコンテンツに合わせた広告をYahoo! JAPANやYahoo!ニュースやヤフオクなどのコンテンツページのほか、提携サイトのコンテンツページに表示する興味関心連動型広告です。YDNを利用することで、スポンサードサーチではリーチできないユーザーにも広告を出稿することが可能です。クリック課金型であることも特徴の1つです。
またYDNでは「特定の性別・居住地などの属性」「特定のウェブサイトを訪問したユーザー」など広告を表示するユーザーを絞ってターゲティングすることが可能です。
具体的には以下の5種類のターゲティング方法があります。
・サイトリターゲティング
→ 一度サイトを訪れたユーザーに対して広告を表示します。訪問してから過去最大30日間の見込み顧客に対して効果的に訴求できます。
・サーチターゲティング
→ 検索時のキーワードを元にして見込み顧客にアプローチします。スポンサードサーチのキーワードを併用することも可能です。
・性別・年齢・地域ターゲティング
→ 性別・年齢・地域を指定して対象を絞り込みます。ユーザーの所在地や検索キーワードに含まれる地域での配信も可能です。
・デバイスターゲティング
→ 設定したデバイスを利用している検索ユーザーに広告を表示します。スマートフォンのOSや配信面の洗濯も可能です。
・プレイスメントターゲティング
→ 広告を配信したいサイト・配信対象外としたいサイトを指定することで広告の配信先を制御する
Twitter広告
「なぜYahoo!の広告でTwitter?」と思われたかもしれませんが、Twitter利用者のタイムラインや検索結果などにインフィード広告を出せるTwitter広告を、Yahoo!を介して掲載することができます。こちらもクリック課金型広告です。
Twitter広告でも、運用サポートが充実しています。以下の2つがあります。
・キーワード設定
→あらかじめキーワードを設定しておくと、特定のキーワードを含んだツイートをしているユーザーや、Twitter内検索で特定のキーワードを調べたことある人へ広告を配信することができます。設定の際、キーワードは部分一致かフレーズ一致か選べます。
・フォロワーと類似ユーザー
→Twitterのユーザー名を入力すると、そのユーザーをフォローしている人となんらかの似た属性を持った人へ広告が配信されます。
まとめ
今回、Yahoo!プロモーション広告の特徴をご説明してきました。
Yahoo!プロモーション広告には様々な選択肢がありますので、特徴をきちんと理解して、あなたの会社の商材やサービスに合わせた最適な広告配信を行いましょう。