Facebook広告を運用したいと考えている方が気になるのがFacebook広告の料金のこと。Facebook広告の料金がどうやって決まるのかご存知でしょうか?
Facebook広告で掛かる費用は広告配信時のみです。今回はFacebook広告の料金がどうやって決まるのかご説明したいと思います。
【目次】
Facebook広告を出すための最低金額は?
Facebook広告はいくらから始められるのでしょうか?
Facebook広告は、1日に使用する上限の広告費を設定することができます。これが「1日の予算」と呼ばれているものですが、1日の予算は100円から設定することができます。つまり、Facebook広告を運用しようとした時は、最低100円はかかることになると考えてください。
※広告主様向けヘルプセンターにもあるように、別の日よりも多くの成果を期待できる日があるかもしれません。その場合、1日の予算を最大25%超過した額を使用する場合があります。
広告費の設定方法は4つ
広告費は次の4つの方法で設定することができ、好きなように掛け合わせることもできます。
①アカウントの上限予算
②キャンペーンの上限予算
③広告セット予算
④入札単価
①アカウントの上限予算
広告アカウントが実施中のすべての広告キャンペーンに使用する費用の上限です。アカウントの上限予算を設定すれば、その上限予算に達した時点でそれ以上の広告配信は自動的にストップされます。
②キャンペーンの上限予算
キャンペーンの費用上限を設定すると、キャンペーンに使う最大消化金額を指定できます。キャンペーンの上限予算に達すると、キャンペーンが停止します。
③広告セット予算
1日もしくは通算の広告セットで使用できる予算を設定することができます。
④入札単価
1クリックにかける上限や1,000回表示にかける広告費の上限を設定することができます。入札戦略について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
Facebookの課金方法は6つ
Facebook広告の課金方法は6つです。初めてFacebook広告を配信される方にとっては、どれにすれば良いのかわからない・・という方も少なくないでしょう。
しかし、Facebook広告では、管理画面で選択した内容に合わせて、課金の種類が決定される仕組みになっています。管理画面で設定を進めていくと、自動的に課金の種類が決まるので、特に悩む必要はありません。
Facebook広告では、キャンペーン目的別に広告を配信することが出来ます。コンバージョン目的やウェブサイトクリック目的が、最も有名なキャンペーン目的ですが、これらのキャンペーン目的に応じて、配信方法を最適化してくれます。最適化された配信方法を取ることで、CPAを最小に出来る可能性が最も高いです。必要な場合は手動で課金方法を変更することも可能ですが、初めてFacebook広告を出す方は、自動的に決まった方法のまま配信するのがおすすめです。
では、6つの課金方法をご紹介していきます。
①CPM
②CPC
③動画の10秒再生課金
④動画の2秒以上の継続的な再生課金
⑤アプリインストール課金
⑥ページへの「いいね!」課金
①CPM(Cost Per Mille)
広告が1,000回表示された時に課金される方式(インプレッション課金)。インプレッション課金のメリットは、ウェブサイトに訪れた場合はもちろん、「いいね!」や「シェア」などのアクションがあっても料金が発生しない点です。デメリットとしては、誰も広告をクリックしなくてもお金が発生してしまう点と言えます。
【CPMが向いているケース】
・Facebook広告に慣れている場合
・大きな費用の準備がある場合
・認知拡大が目的である場合
Facebook広告をしばらく運用してみてクリック率が高い広告とそうでない広告が分かってきたら、CPMを選択するとよいでしょう。CPMは広告ごとに予算配分を決めることができます。そのため、クリック率が高く効果的な広告は予算を多めに設定するなど効率的な広告配信が可能です。
②CPC(Cost Per Click)
広告がクリックされた時に課金される方式。リスティング広告同様、広告がクリックされる度に料金が発生します。クリック課金のメリットは、広告がクリックされた場合にのみ料金が発生する点です。1日100円から設定できるので、最初は損失がでない程度の予算を設定して広告を出してみましょう。
【CPCが向いているケース】
・Facebookを初めて利用する場合
・費用が少ない場合
・Webサイトへの流入やCV獲得が目的である場合
ただし大部分の広告主はインプレッション課金で広告を配信しており、入札するCPCが低い場合、そもそも広告が十分に表示されず、クリックも集められない可能性が高いです。
③動画の10秒再生課金
動画の10秒再生課金では、以下のケースで課金となります。
・動画が10秒以上再生されたとき
・10秒未満の動画は、全体の時間の97%以上再生されたとき
④動画の2秒以上の継続的な再生課金
動画の2秒以上の継続的な再生課金は、2018年3月末に登場した新しい方式。動画の時間が3秒以上の広告で使用でき、動画が2秒以上再生されたときに課金となります。
⑤アプリインストール課金
Facebook広告経由でアプリがインストールされたときに課金となる方式。
アプリインストール課金を選択するためには、Facebook SDKと呼ばれるものをアプリに実装する、アプリと広告アカウントをリンクする、などの特別な作業が必要です。
⑥ページへの「いいね!」課金
Facebook広告経由でFacebookページに「いいね!」されたときに課金となる方式。
Facebook広告の費用シュミレーションをしてみよう
Facebook広告では、広告費の目安を無料でシュミレーションすることができます。シミュレーションをするには、以下の2つの準備が必要です。シミュレーション費用や広告費などの料金は一切発生しません。
①Facebookアカウントを用意する
Facebookアカウントのみ用意すれば、シミュレーションすることができます。プライベートで使用しているFacebookアカウントで構いません。
②広告を配信するユーザー層を決める
シミュレーションする上で、どこの、どんな人たちに広告を配信して、何を達成したいのか、などを事前に整理しておきましょう。
シュミレーションでは、下記のようなデータを得ることが可能になります。
・リーチ
・アプリのインストール
・イベントへの参加
・リード
・クーポンの利用
・オフサイトコンバージョン
・ページ交流度
・ページへのいいね!
・投稿のエンゲージメント
・動画の再生数アップ
Facebookの広告の管理画面である「広告マネージャ」より、上記のようなシュミレーションが可能です。ただし、利用できるデータの量とその一貫性によって信頼性は左右されますのでシュミレーションを行う場合はあくまで“参考”にしてください。
支払いの詳細
以下の支払い方法のいずれかで、Facebook広告の支払いをすることができます。
・クレジットカード、クレジット機能付きデビットカード(JCB、MasterCard、Visa)
・PayPal (利用できる通貨のいずれか)
まとめ
Facebook広告の料金の仕組みですが、それほど複雑ではなくむしろわかりやすいと思われた方も多いのではないでしょうか?Facebook広告を運用したいと考えている方の参考になれば幸いです。