マーケティングでおすすめの書籍

効果的なマーケティングやそもそもマーケターの役割について、また現在のマーケティング手法が本当に自社に合っているのか疑問を持ったことはないでしょうか?

ここではマーケティングに関するおすすめの書籍を4冊ご紹介します。

それぞれ一部の内容と読者からの声も紹介しているので参考にしてみてください。

「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方」by 森岡毅

USJを劇的に変えた、たった1つの考え方

この本は経営危機に陥ったUSJをマーケテイングの力で再建した森岡毅氏によって書かれ、実際の実務経験を元に基本的なことから分かりやすく解説されています。

読者からは「読みやすかった」「心に刺さった」という声や「マーケターとしての心構えや基本的なことが学べる」という声があがっています。

● マーケターの役割

そもそもマーケティングの役割とは「トップライン(売上)を大きく伸ばすこと」で、そのためにマーケターに求められる役割は「消費者視点」を突き詰めること、つまり「消費者視点」=「どれだけ消費者の価値につながるか」を突き詰めることです。

その上でマーケターが最初にするべき重要な役割は「どう戦うか(HOW)」の前に「どこで戦うか(WHO,WHAT)」を正しく見極め、正しい方向に会社を引っ張っていくことです。

マーケターは消費者理解の専門家であり、消費者の代理人です。「商品を売る」のは営業の仕事であり、「商品を売れるようにする」のがマーケターの仕事です。

● マーケターに最も必要なスキル

この本で著者はマーケターになるために最も大切なスキルは「戦略的思考を身につけること」だといいます。つまり「目的→戦略→戦術」というように大きいところから順に考えられるようになることです。

この戦略的思考を身につけることができると、以下の良いことが起こるといいます。

  • 仕事の成果が抜群に上がる:やるべきことと優先順位が明確化され効率が上がるため
  • 説得力が増す:考えていることを他の人に納得させられるような話し方ができるため

「戦略的思考」を身につけることはマーケターに限らず、全ビジネスパーソン、就活生にも役立ちそうですね。

この他にも前半ではより具体的な戦略と戦術に関してやフレームワークに関しても語られ、後半ではマーケターというキャリアについて独自の見解を述べています。

マーケティングの知識がなくても読みやすく、マーケターにとっては初心にかえる良い機会を与えてくれる一冊になっています。

「確率思考の戦略論」by 森岡毅、今西聖貴

確率思考の戦略論

この本は先程紹介した「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方」の著者である森岡毅氏とP&G出身のアナリストの今西聖貴氏の共著で、より本質的な戦略論と数学を用いた具体的なマーケティング活用法を記した一冊になっています。

読者からは「良書!」「とんでもない本、圧巻」という声や「マーケティングに関わる人は全員読むべき」という声が上がっています。

● ビジネス戦略の成否は「確率」で決まる

ビジネス戦略の成否は確率で決まるが、ビジネスの本質的な法則を理解すればその確率はある程度操作できます。

コントロールしやすい領域とそうでない領域を見分け、「コントロールしやすい領域に経営資源を集中させる」ことで成功確率は劇的に高めることができます。

実際に著者の1人である森岡毅がUSJのV字回復とも言える成功をもたらしたのは、市場構造や消費者の本質を理解したビジネス戦略に沿って企画・実行されたからこその結果でした。

● 「プレファレンス」がすべて

著者はこの本の中で市場構造の本質は「プレファレンス」だと述べています。

プレファレンスとは消費者のブランドに対する「相対的な好意度、選好性」のことで、主にブランド・エクイティ(ブランドが持つ資産価値のこと)・価格・製品パフォーマンスの3つの要素で決定されています。

企業の売り上げを伸ばすには「認知を高める」「配荷を高める」「プレファレンスを高める」という3つの軸があり、マーケターはこの3つに多くの経営資源を投下する必要があります。その中でも「プレファレンスを高める」のが無限大の可能性を持っているとされ、マーケティング戦略の究極的な焦点は消費者のプレファレンスを高めることにあるそうです。

実際に難解な数式等も出てきますが、豊富な実務経験とロジックに基づいた記述が多くあり、マーケティングに携わる人であれば読んでおいて絶対に損のない一冊になっています。実践的なノウハウを求めている人はこの本をぜひおすすめします。

「カスタマーセントリック思考」by 藤田康人

カスタマーセントリック思考

この本は「統合型マーケティング」を推奨する株式会社インテグレート社長の藤田康人氏と消費者心理アナリスト兼プランニングディレクターの三宅隆之氏、戦略コンサルタントの村澤典知氏による共著で、顧客を中心としたマーケティングの考え方「カスタマーセントリック思考」について書かれています。

読者からは「説明がわかりやすい」「短時間で読める」という声や「本質的で骨太の内容が書かれている、中身は大変有用」という声が上がっています。

● カスタマーセントリックの意味

カスタマーセントリックとは、顧客を正しく理解し、その理解に基づいて、企業として「やるべきこと」と「やらなくていいこと」という指針を決める戦略論であり、それを具体的な施策に落としていくリアルな戦術論です。

「企業がどの戦略や戦術を実行するかという意思決定の基準を顧客に置く」ことが著者のこの概念の基本的な考え方です。

● 消費者インサイトの活用が要

消費者インサイトとは消費者の購買行動の根底にあり、ときには本人も意識していない本音、核心のことを指します。多様化・複雑化する価値観を持つようになった消費やを引き付けるためには表面的な分析だけではなく、消費者自身も意識していない欲求や思考の洞察が重要であるという考えから生まれたアプローチです。

最近では消費者インサイトの活用がマーケティングや経営の領域でも、消費者との関係構築において重要視されているそうです。

この本は導入部分をご紹介しましたがここからマーケティングに関して具体的な課題や売れるための仕組み作り、戦略について語られていきます。顧客起点のマーケティングや現代の消費者の購買行動に関して、実例を交えながらわかりやすく学ぶことができます。具体的に自社のビジネスに照らし合わせて実践することが可能です。

マーケティングンの基本、本質を抑えたい方にはおすすめの一冊です。

「創刊男」by くらたまなぶ

創刊男

この本はリクルートで「とらばーゆ」「フロム・エー」「じゃらん」など数々の雑誌の創刊を担当したくらたまなぶ氏によって書かれ、体験談を交えながらクリエイティブなプロジェクトをいかに立ち上げ、実行に移していくかが分かりやすく解説されています。

読者からは「ためになった」「かなり参考になる」という声や「説得力がありずしりと響いた、使えるものばかり」という声が上がっています。

● 人の気持ちを知ること

良い商品を作るためには商品のことを考えるのではなく相手のことを知ることが重要です。マーケティングとは「人の気持ちを知ること」だと著者は言います。

市場調査の数字はあくまで現状の把握であり「過去の人の行動を数値で知ること」。マーケティング調査は「明日からの人の気持ちを言葉で知ること」です。市場の需要を捉えるためのマーケティングはとにかく人の気持ちを聞くことが大切だそう。

● 人の「不」を集める

人は「夢」よりも「グチ」に本音を込めます。よって「不満=ニーズ」であり、そこに商機があります。「不満」を「夢」へと変換していきソロバン勘定を合わせながら「カタチ」にしていくのがヒットのコツです。

読者の大半が『右手にロマン、左手にソロバン、心にジョウダン』という言葉が心に残ったと言っています。

この本はマーケティングの難しい言葉が著者独自の言い回しでわかりやすく解説されていて、上記の他にもヒアリングの方法や新規事業開発に関して実践的に書かれています。後半には著者の具体的なエピソードも書かれています。

何か新しく事業やビジネスを創り出したい人や、営業や企画、制作担当など、どの業種の人にも参考になる一冊です。

マーケティングおすすめ書籍のまとめ

いかがだったでしょうか?マーケティングでおすすめの書籍を紹介しました。

それぞれマーケティングのプロが独自の視点からマーケティングに関して書かれています。どれも良書ばかりでとても参考になるのでお時間ある方は読んでみることをおすすめします。

マーケティング基本戦略の立て方《マーケティング担当者必見》

2018.10.27