【今さら聞けない】PDCAの回し方とその具体例

【今さら聞けない】PDCAの回し方とその具体例

皆さんが一度は聞いたことがある「PDCAサイクル」という言葉。「PDCAをまわしましょう」など仕事でよく出てくる言葉ですよね?

分かっているようで分かっていない方も多いのではないでしょうか?

今回は、そのPDCAの意味やPDCAの回し方についてご説明していきたいと思います。

PDCAとは

PDCAとは、「Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(評価)」「Action(改善)」の頭文字を取ったもので、課題の解決や状況の改善を図るビジネスフレームワークの一種です。

日本では1990年代後半からよく使われるようになった方法論で、計画から改善までを1つのサイクルとしています。いわゆるトヨタ式の「カイゼン」と似ている概念かもしれません。

Plan(計画)

目標を立て、その目標達成のために誰が・何を・どのように・いつまでに行うのかをプランニングすることを指します。PDCAサイクルをうまく回せていないときは、このPlanがしっかりできていないケースが多いです。

Do(実行)

計画したことに対して実際に行動に移します。ここでの実行は、先ほど計画した内容を意識し、結果がわかるように時間を測る・数を数えるなど定量的な数字をつけることが大切です。

Check(評価)

計画された内容がしっかり実行されたかについて評価します。ここでポイントとなるのは、計画した内容を意識して実行されているかという点です。数値など目に見えるもので確認することができると、この後の改善への流れがスムーズです。

Action(改善)

先ほどの評価の内容を踏まえて、問題や課題に対しての改善を行います。そもそも計画は正しかったのか、実行の際に問題が生じたのかなどを検証し、改善します。

【今さら聞けない】PDCAの回し方とその具体例

出典:https://flhouse.co.jp/article/178/pdca

計画は、単に実行しただけでは改善されることはありません。また、一度ミスを犯してしまったのに、”なぜそのミスを犯してしまったのか”をうやむやにしたままでは、また同じミスをしてしまうでしょう。

このPDCAで重要なのは、計画を立てて実行した後、成功や失敗のいずれの場合でも必ず評価を行い、改善に繋げていくことです。そうすることによって、以前よりも大きな成功を期待できますし、失敗を繰り返さない方法を身につけることもできます。つまり、学んだことを次に活かすということです。

PDCAサイクルの効率的な回し方

課題解決や状況の改善を図るビジネスフレームワークであるPDCAですが、なかなかうまく導入できないという方もいらっしゃるかもしれません。PDCAサイクルにもうまく回すコツがいくつか存在します。

・目標を明確に設定する

PDCAを回すときにもっとも重要になってくるのは計画の部分です。なんとなく「売上を上げたい」など目標がぼんやりとしていたり、「2週間で売上を倍にしたい」といったような明らかに現実的ではない願望を含めた大きな計画を立てると、実行が困難になる可能性があります。

目標自体がぼんやりした計画は、成果が見えないだけではなく評価も漠然としてしまうので、改善に繋がりません。1つ1つゴールが想像できるように明確な目標を設定することで、PDCAサイクルを回しやすくなります。

適切なPlanのポイントは、現状分析をもとに計画を考えることです。理想と現実との差が明らかになり、それを埋めるための計画を立てられるようになります。

・業務をできるだけ小さく分割して考える

PDCAを回す業務はできるだけ小さく分解し、目標達成のためそれぞれの業務をどのように実施するか計画を立てます。また、その際にそれぞれの業務量を考え、実現可能な範囲で行うようにしましょう。できない量を背負うのは逆効果です。

分解された業務ごとに無駄や改善点を考えると、より具体的な計画や分析に繋がり、PDCAをスムーズに回せるようになります。

・数字として記録に残す

「今期は売上を20%上げる」という目標を立てた場合、最低でも誰が、いつ、どの金額を受注したかを記録に残すことをしましょう。より効率的にPDCAを回すために、これ以外のデータも管理しておくことをオススメします。

計画に対して、実行がたとえ悪い結果であったとしても数字として記録に残すようにします。PDCAサイクルにおいて、重要なことは失敗・成功に関わらず、”改善すること”だからです。

・結果をきちんと分析して改善を行う

成果を急ぎすぎて、何か問題が起こった場合、すぐに変更を実施してしまうと結果の検証がしにくくなります。問題が発生した場合は、なぜ発生したのかを検証し、その改善のための変更を考えることが重要です。

また、目標達成のためには一回のPDCAサイクルで終わらずに達成するまで何度でもPDCAサイクルを回し続けることが大切です。PDCAサイクルを回し続けることでより効率的に目標達成に向かうことができます。

PDCAの回し方の具体例

ここまでは、PDCAサイクルの意味や効率的な回し方についてご説明してきました。これだけでは具体的なイメージが掴みにくいと思うので、具体例を出してご説明していきたいと思います。

今回は、広告出稿におけるクリエイティブ改善を例に出してご紹介していこうと思います。

【今さら聞けない】PDCAの回し方とその具体例

出典:https://ad-ron.jp/?p=12084

Plan(計画)

クリエイティブのPDCAサイクルは、まずPlan(計画)である、「どんなクリエイティブを何パターン作るか」「どの媒体用にどんなサイズやフォーマットで作るか」「どれぐらいの期間で検証するか」を検討します。ここでは、ターゲットユーザーに合ったクリエイティブを制作することもさることながら、目標とするキャンペーンのCPAやCTRなどを達成するために必要なクリエイティブを入稿することが求められます。

Do(実行)

次にDo(実行)である、「広告配信」を行っていきます。この時、次のCheck(評価)、Action(改善)に繋がるように複数パターンのクリエイティブを配信して検証できるようにすることが必要です。この時、結果がたとえ悪かったとしてもCTRやクリック数などのKPIを数字として残しておくようにしましょう。

Check(評価)

次にいよいよPDCAサイクルの中で重要な項目に入ってきます。まず、Check(評価)です。先ほどの複数パターンの広告を検証していきます。

クリエイティブの検証方法としては、

  • 複数パターンの検証
  • デザインは同じでキャッチコピーを複数検証
  • キャッチコピーは同じでデザインを複数検証
  • レイアウト/配色の検証
  • ターゲット、キャンペーンの検証

などです。これらを検証し続けていくことで、効果の改善を図っていきます。

実際のCTRやクリック数などを比較して、良し悪しを判断します。クリエイティブの評価方法についてはこちらの記事を参考にしてください。

広告クリエイティブの効果はどう評価する?

2019.01.11

Action(改善)

ここで、検証したことを元に次にどうすればもっと良い効果を得られるのかを考え、改善していきます。

バナーごとのCTRやCPAを分析していくと様々な改善点を見つけることができるかもしれません。また、配信媒体ごとにクリエイティブ表現にもルールがあり、且つユーザーの特性も違ってくるため、クリエイティブもただリサイズするだけでなく、表現を変えたり、使用する画像を変えたりと媒体に合った表現をすることを意識していきましょう。このようなことを行うことで常に新しいユーザーの発掘を行い、獲得数を伸ばしていくことができます。

このようにして、大変な作業ではありますが、突き詰めていけば確実に効果があるPDCAサイクルです。クリエイティブ改善でまずは導入してみてください。

まとめ

PDCAは全ての業務に対して適用できて、特に定常的な業務で効果を発揮します。この仕組みで最適化すればするほど業務の効率とクオリティが上がっていきます。

人や環境によって改善の仕方は多岐に及びますが、PDCAサイクルを回していくことで目標達成や解決に導くことができます。

課題解決に悩んでいる業務にぜひ取り入れてみてください。