コロナ時代で売上が伸びている業界と落ちている業界とは?

コロナ時代で売上が伸びている業界と落ちている業界とは?

新型コロナウイルス感染症の感染者が増加し続けている今、世間では「withコロナ」「アフターコロナ」などの言葉が連日飛び交っており、ライフスタイルやワークスタイルの常識がガラッと変わりました。

これから就職活動を始める方、現在お勤めの方も「これから先、自分の職がどうなってしまうのか」という不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回はコロナ時代で売上が伸びている業界と、一方で売上が落ちている業界について、紹介していきたいと思います。

コロナ時代売上が伸びている業界は?

  • テレワーク関連企業や通信会社
    日本政府もテレワークを推奨しており、今後テレワークを導入する会社も増えてくると予想されます。テレワーク関連企業とは、例えば、ビデオ会議システムを提供している企業などです。
    関連記事:https://roboma.io/blog/marketing/convenient-web-conferencing-services/
  • スーパーやドラックストア、家電量販店
    スーパーやドラッグストアは緊急事態宣言下でも外出が許されていたのが売り上げを伸ばした大きな理由ではないでしょうか。また、おうち時間によりゲーム機や、パソコンの需要が増加し、多くの家電量販店が売上を伸ばしています。
    特に Nintendo Switch の売上は驚異的で、「あつまれどうぶつの森」は全世界で1,000万本以上売れ、2020年4-6月期は大幅な増収増益となりました。(出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/19ce5baea64333714248a9317ea07d8be488f063
  • 食品メーカーや医薬品、医療機器のメーカー
    おうち時間によってスーパーやドラックストアの需要が増えることにより、そこに商品を卸している食品メーカーや医薬品、医療機器メーカーの売上も伸びたと考えられます。また新型コロナウイルスは感染症であるため、マスクやアルコール消毒関連の商品、体温計などの需要が高まったというのも大きな要因と考えられます。

米アマゾンの2020年4-6月期のEC(インターネット通販)事業の売上高は47.8%増の458億ドルで、中でも、食品・日用品の売上高は3倍に急増しました。(出典:https://diamond-rm.net/ec-epayment/60350/

  • YouTubeやライブ配信
    コロナ時代前から注目されていた業界であり、場所を問わず情報を発信することができるので、アフターコロナの世界でも需要が増え続けるのではないでしょうか。

コロナ時代売り上げが落ちている業界は?

  • テーマパーク業や動物園、水族館などのサービス業
    緊急事態宣言下は休園や休館を余儀なくされた事、緊急事態宣言解除後もインバウンドの減少、自粛要請などにより、客足がかなり減っています。
    関連記事:https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL08HYF_Y0A600C2000000/
  • 航空業界、観光業界
    緊急事態宣言下では旅行などの県をまたぐ移動はできず、緊急事態宣言解除後も旅行者やインバウンドは減少しているため、売上が落ちています。
  • 自動車産業
    緊急事態宣言解除後も、失業や給料減少により自動車の需要は下がっており、販売台数も大幅に減少しています。
  • 飲食店や百貨店

飲食店や百貨店は緊急事態宣言下では、休業要請を受けており、それがかなりの打撃となり売上が落ちています。緊急事態宣言解除後も、テレワークや自粛、またECサイトの影響で、大幅に客足が減っています。

  • アパレル業界
    緊急事態宣言や自粛の影響による人々の外出の減少や、給与の減少により、服や靴、アクセサリーなどは大幅に売上が落ちています。

各業界はいつ戻るのか?

コロナ時代、いくら売上が落ちている業界だったとしてもこれら全ての業界が、アフターコロナの世界でもずっと売上が落ち続けるわけではありません。そこで、各業界がいつ、どのように戻っていくのか予想してみました。

まず観光業、航空業界、テーマパークなどのサービス業においては、コロナ終息後、インバウンドの急激な増加により、回復する可能性が見込めます。しかし、コロナ終息には約2~3年程かかると言われているので、それ以降になる可能性が高いと予想されます。

次に自動車産業に関しては、コロナ前から行われている、電気自動車の研究などが進み、ある程度回復すると見られます。しかし、日本での若者の車離れはコロナ時代以前にも進んでいたため、都市開発や、CASEといった次世代の事業とともに再編に向かっていくのではないかと思います。

その次にアパレル業界において、コロナ時代、アフターコロナの世界においても、実店舗の需要は減ってくると予想され、実店舗とECサイトの共存により、新しい業界の形として発展していくのではないでしょうか。

関連記事:https://ecnomikata.com/ecnews/22302/

アフターコロナ、コロナ時代の働き方について

大手アパレルメーカーのユニクロは2020年6月19日、エアリズムマスクの販売に乗り出し、店舗営業再開もあり、6月の国内売上高が26%増加しました。このように時代の変化に合わせた経営が大事になってくるのではないでしょうか。

出典:https://yahoo.jp/W3juZh

コロナ時代、時差通勤や、ローテーション勤務、テレワークなどが導入され、出社が重要視されなくなってきています。言い換えればどこでも働くことができるということが証明されました。

連日、新型コロナウイルスの感染者が増加しており、不安な日々が続いていますが、この記事を参考に、コロナ時代、アフターコロナの新しい働き方が生まれる中、どう生き抜いていくか、考えてみてはいかがでしょうか。

コロナ時代で売上が伸びている業界と落ちている業界のまとめ

いかがでしたでしょうか。

コロナ時代売上が伸びている業界、落ちている業界については上記に述べた通りですが、ここで言えるのは、どの業界においても、商品サービスが「不要不急」と言われないようにすることが大切だということです。路面店を構えている飲食店で例えると、テイクアウトやデリバリーなどのサービスも提供できるようにするなど、「不要不急」と「必要至急」「オンライン」と「オフライン」の両方にサービスを提供することのできる業界や会社が生き残っていき、「不要不急」と「三密」が主となっていく業界は衰退していくと考えられます。