SNSやテレビで一般的に耳にする「エゴサ」という言葉の意味を知っていますか?
有名人がよくやってるようなイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。
ここでは「エゴサ」の意味やTwitterやInstagramを用いた実際のやり方を紹介していきます。
エゴサとは?
「エゴサ」とはそもそも「エゴサーチ」の略です。
自己や自我を意味する「エゴ」と調べることを意味する「サーチ」、つまり「エゴサーチ」とは自分のことを調べる行為のことを指します。
最近では自分に関係ないことを調べた際にも「エゴサ」という言葉を使う人が増えていて、「エゴサ=検索」として誤用されている場合もあるので気をつけましょう。
エゴサをすることで自分や自社の周りからの評価を知ることができるため、今後の方針の判断材料として活用することができます。しかし、インターネット上では悪い評価や心ない言葉などもあるため、閲覧時はそのことを踏まえた上で見るようにするのが良いかもしれません。
エゴサのやり方
エゴサの意味に関しては大まかに理解できたかと思います。
それでは実際に検索エンジン・Twitter・Instagramの3つのエゴサのやり方についていくつか検索のテクニックを合わせて紹介します。
検索エンジン
1つ目はGoogleなどの検索エンジンを利用して検索する方法です。
検索バーに自分(自社)の名前や商品・サービス名などを入力して検索することで関連した記事やブログを取得することができます。
- 本名だけでなくニックネームや運営するサイト名、会社であれば店名や商品・サービス名などで検索すると多くの情報を得ることができる
- 「自分(自社)の名前 評判」と検索すれば、自分(自社)の評判が書かれたサイトや投稿を見ることができる
- 「検索したいこと -site:自分(自社)のサイトやブログのURL」と入力することで自分(自社)の運営するサイトやブログを検索から除外可能になる
2つ目はTwitterを利用して検索する方法です。
Twitterの検索バーに自分(自社)の名前や商品・サービス名などを入力することで、そのキーワードが含まれる投稿を見ることができます。
- うまく検索結果が表示されない場合は「”検索ワード”」というように検索したい言葉を「”」で囲むことによってフレーズ指定が可能になり、より正確に対象を絞ることができる
- ハッシュタグ検索:イベント等の場合はハッシュタグを使って検索することで、より高度な検索が可能になり関連したツイートをたくさん得ることができる。また「URL」や「ドメイン」を入力することによって、自分(自社)のサイトを引用しているツイートを見ることができます。
- より正確にページを指定したい場合は「URL」、自分(自社)のサイト全般を調べたい場合は「ドメイン」で検索すると良い
- 「URL」で検索する際は「https://」を除いて検索をすると引っかかる投稿が多くなる
- 複数のサイトを検索する場合はTwitter検索コマンドの「OR」を利用すると、より便利に検索できる
- 「自社サイト(ブログ)のURL -from:アカウント名」と入力すれば自分のアカウントで投稿したツイートを除外することができる
3つ目はInstagramを利用して検索する方法です。
Twitterと同様に検索バーに自分(自社)の名前や商品・サービス名などを入力して検索することで、関連した投稿を見ることができます。
- ハッシュタグが多用されるのがInstagramの特徴としてあるため、キーワードの前に「#」をつけて検索すると関連投稿を多く入手できる
- 投稿は写真がメインのため、お店の口コミや商品のレビュー等を調べる際に活用するのが向いている
エゴサのメリット・デメリット
エゴサの仕方がわかったところでエゴサをするメリットとデメリットに関しても紹介していきます。
<メリット>
- 評価がわかる
今までは専用の口コミサイトや雑誌に掲載されていた評価がSNSが普及したことで現代では誰もが気軽に評価を発信できるようになりました。投稿者側は感想をつぶやいているだけなので、リアルな意見を知ることができます。そこからどんな点が良かったのか悪かったのか、詳しい評価を知ることができるため世間の意見を反映させる良い機会です。
- 関心度がわかる
検索をかけたときにヒット数によって世間の関心度を知ることができます。ヒット数が多ければそれだけ世間の関心があり賛否両論様々な意見を知ることができる反面、ヒット数が少なければ世間の関心がなく何かしら改善の余地があることは明白です。少数の意見から改善点を見つけ反映させていく必要があると言えます。
- 新たなニーズを見つけられる
エゴサをする中で「この点がとても良い」とか「こうだったら良かったのに」などの意見やニーズを特にSNSではリアルタイムに知ることができます。常に投稿は多くの人によって更新されていくため世間がどういうものを求めているのか最新の情報を得ることができます。
<デメリット>
- 低評価もある
エゴサの中には良い評価のものだけではなく、もちろん低評価のものや誹謗中傷が存在することもあります。そのため、最初から自分(自社)にとってマイナスなことが書かれているという前提のもと行ったほうが良いでしょう。また、精神的に不安定なときは余計に不安を煽るだけなのでエゴサをするのはおすすめしません。
- 評価に振り回される
エゴサをしていくと様々な意見や評価を目にするため、あれもこれも反映しようとするのには無理があります。またこうしたら悪い意見が出るのではないかと自分らしい活動ができなくなってしまうこともあるでしょう。あくまでその人の意見や評価として参考程度に見るだけにして、自分の目的や軸が揺るがないように気をつけましょう。
- エゴサを嫌う人もいる
ここで気をつけたいのが何かしらの意見や評価に対してエゴサ中に反応してしまうことです。SNSならいいねをしてしまったりすると、通知が投稿者に届くので見られてしまったと感じ不快に思う人もいます。もちろん本人等から反応をもらうことで喜ぶ人もいますが、全員がそういうわけではなく、ひっそりと楽しみたい人もいるので下手に反応しないように気をつけましょう。
エゴサの意味とやり方のまとめ
ここまで「エゴサ」について意味や実際のやり方、メリットデメリットについて紹介しました。
エゴサはエゴサーチのこと、つまり「自分のことに関して調べること」なので、ただの検索も全部エゴサではありません。この機会に改めて振り返って覚えておきたいですね。
またエゴサはリアルな世間の声を知ることができるため実際の評価や改善点の発見に繋がる反面、誹謗中傷などがストレートに届くためやりすぎは逆にモチベーションの低下など悪影響を及ぼす可能性もあります。エゴサをする際は目的を持って行った方が良いでしょう。