IFERROR関数とは?Googleスプレッドシートでエラーを表示しないための方法

Googleスプレッドシートで複数の関数などを使用していると、データ欠落や計算式の問題で「#N/A」や「#VALUE!」のようなエラーが表示されることがあります。

これが表示されてしまうと、見た目がよくないだけでなく、データ管理に支障が出てしまう可能性があります。

そんな時に役に立つのが「IFERROR関数」です。

今回は、よく使うIFERROR関数についてご紹介していきたいと思います。

IFERROR関数とは?

IFERROR関数とは、エラーが出た場合の処理を行う関数で、値や空白などを指定できる関数です。

Googleスプレッドシートでの関数エラーの表示には、#DIV/0!、#N/A、#VALUE!など色々なものがありますが、それらのエラー表示を「0」にしたり「空白」に表示したりできます。

IFERROR関数の使い方

構文

=IFERROR(値, エラーの場合の値)

使用例

=IFERROR(VLOOKUP(H3, B4;C10, 2, 0),” “)

それぞれの引数についてご説明していきたいと思います。

・値:エラーかどうかを調べたい数式やセルを指定

・エラーの場合の値:先に指定した値がエラーの場合に、表示する値を指定

IFERROR関数の使い方の具体例

それでは実際にIFERROR関数の使い方の具体例を見ていきましょう。

今回はVLOOKUP関数と一緒に使い、VLOOKUP関数で「#N/A」エラーを表示しないようにして、空白に変換したいと思います。

VLOOKUP関数についてはこちらの記事をご覧ください。

VLOOKUP関数の使い方とは?Googleスプレッドシートでデータを検索する方法

2019.08.13
  1. データを用意する
    まずはデータを用意します。今回は従業員コードからその従業員の名前を検索したいと思います。IFERROR関数 使い方先にVLOOKUP関数で検索をしてみましょう。IFERROR関数 使い方

    従業員コードがA105の人は存在しないので、#N/Aというエラーが表示されてしまいました。ここで、IFERROR関数の出番です。

  2. 値を指定する
    まずは値として元の計算式を入力します。
    VLOOKUP関数をそのまま指定すればいいので、以下のように入力します。IFERROR関数 使い方
  3. エラーの場合の値を入力する
    次にエラーの場合、表示される値を指定します。
    今回は、空白を表示したいので「” “」と入力します。文字列や数値を表示させたい場合はここで指定してください。IFERROR関数 使い方
  4. 実行する
    実行すると、以下のように先ほどはエラーが表示されていた部分が、空白のままになって表示されるようになりました。IFERROR関数 使い方

詳しくはGoogleヘルプページでもご確認いただけます。

https://support.google.com/docs/answer/3093304?hl=ja

IFERROR関数のまとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はエラーの場合に表示する値を指定するIFERROR関数をご紹介しました。

もちろん、VLOOKUP関数以外の関数でもこの関数は使用することができるので、是非使ってみてください。