「業務効率をあげたい」
「タスク管理が苦手で作業に抜け漏れがでてしまう」
そんな悩みを抱えている人は少なくないのではないでしょうか?
忙しい現代において時間管理は大事ですよね。
そこで今回は「タスク管理」、「生産性向上」に役立つタイムマネジメントツールをご紹介していきたいと思います。
【目次】
タイムマネジメントツールを導入するメリット
- 仕事の効率化を図ることができる
タイムマネジメントツールでは、タスクの可視化を行ってくれるので全体像を把握しやすく、優先度の高い業務に注力することができるようになります。また、タスクごとの切れ目も明確になるので、同時並行で作業を行うことがなくなり結果的に仕事の効率化につながるでしょう。 - 仕事とプライベートの両立
コロナウイルスの影響で、リモートワーク・テレワークを導入する企業が飛躍的に増加しました。そのため、仕事とプライベートの境界線が曖昧になったり、どうしても生活習慣が乱れがちです。
タイムマネジメントツールを導入することによって、より時間を有効に使い、「〇〇:〇〇〜〇〇:〇〇までは△△を行う!」と言ったように生活にメリハリを持たせることができます。また仕事との境界線を明確にすることで、家族・趣味・自身のスキルアップなど、本来自分がやりたかったことに新たに挑戦できるようになるでしょう。 - モチベーションの向上に役立つ
仕事だけでなく、筋トレや読書といった持続したいことの習慣化にも有効です。タイムマネジメントツールでは、所要時間や何に時間が割かれているかなどをチャートで可視化してくれるので、「持続したいけど、3日坊主でなかなか続かない」と日頃から感じている人にも非常におすすめです。
タイムマネジメントツールを選ぶ基準
では、数あるタイムマネジメントツールの中でどれを選べば良いのでしょうか?
ここでは、タイムマネジメントツールを選ぶ際の4つの基準をご紹介します。
- シンプルで使いやすいか
直感的に操作できるものを選びましょう。アプリの操作に手間取ってしまったり、使い方がわかりにくいものは、かえって時間を浪費してしまう原因にもなるので避けるべきです。 - 自分の使用用途と合致しているか
使用するタイムマネジメントツールによって、用途や得意とする分野が変わってきます。タイムマネジメントツールを利用する目的と照らし合わせて選ぶようにしましょう。 - 結果が視覚的にわかりやすいか
作業効率を可視化してくれる、わかりやすいデザインのものを使用するようにしましょう。
- アプリストアで高評価を得ているもの
選ぶ際の基準として、実際に使用したユーザーの声は大きな手がかりとなります。アプリストアでの評価が高いものは相対的に質の高いツールであることが多いはずです。
タイムマネジメントツール4選【ビジネス用】
RescueTime(レスキュー・タイム)
まずはじめにお勧めしたいのは RescueTime(レスキュー・タイム)。
2007年からサービス開始をしているこちらのアプリは主に2つの機能があります。
- 使用したアプリやウェブサイトをカテゴライズしてくれる機能
- 使用したサービスの生産性のレベルを5段階表示してくれる
・Productive(生産的)
・Neutral(どちらでもない)
・Distracting(気が散る)
・Very distracting(非常に気が散る)
いわばどれだけ生産的なアクションを行っていたかを可視化してくれる機能です。
これらの機能は無料で使うことが可能ですが、さらに課金することによって特定のウェブサイトを一定時間見れなくする機能やミーティングや電話などの活動を記録できる機能なども活用することができます。
PC限定のツールであったり、セキュリティ管理の都合上会社に勤めている方は使えない場合もありますが、それらを差し引いても生産性を上げるためのとても効果的なツールということが言えます。
日本語対応:なし
対応デバイス:PC(windows、MacOS)
Tiller(ティラー)
今回の5つのツールの中でもひときわ異彩を放っているのがこちらのTillerです。実際にタイムマネジメント用のアプリやツールをインストールしたとしてもきちんと活用できないと意味がありませんよね?一度インストールしても通知が面倒くさかったりで放棄してしまうユーザーも少なくないそうです。
Tillerはそんな人のために開発されたタイムマネジメントツールです。操作方法はPCに接続して作業開始時と終了時にタップするだけであり、写真のようなその形状や使い勝手の良さから、最もシンプルなタイムマネジメントツールとなっております。
1台当たりの値段は日本円にしておよそ14,000円なので他のツールと比べると少し高額かなという印象もあります。
日本語対応:なし
対応デバイス:PC(windows、MacOS)
Backlog(バックログ)
Backlogは国産のツールで、4,000社以上に導入された実績を持っているタイムマネジメントツールです。こちらのツールは個人で利用するというよりも会社、チーム単位で利用することに適しており、大きく3つの特徴があります。
- タスクの担当者や進捗を明確に設定・リマインドしてくれる機能
「誰が」「何を」「いつまでに」を明確に設定でき、放置されるタスクや責任の所在が不明な課題などもなくなることでしょう。さらにこれらのタスクをさらに細分化してくれる機能も持ち合わせています。
- コミュニティ単位でのプロジェクト管理
複数のプロジェクトが同時進行していても看板やガントチャートによって各課題の始まりから終わりまでを一目で把握することができます。
- システムコードなどの変更履歴を管理
プロジェクトで複数人が携わったコードは誰がどこをいじったかを把握できないと円滑に進みません。そんな時に変更履歴を管理してくれる「バージョン管理システム」がとても有効です。
このシステムにはファイル変更前と後を色ごとで分けてくれる機能やそのファイルに関連した情報の閲覧をしやすくしてくれる機能があります。
日本語対応:あり
対応デバイス:iPhone、Android、PC(windows、macOS)
Clock it!(クロックイット)
ビジネス用のタイムマネジメントツールで最後に紹介するのはClock it!(クロックイット!)です。
Clock it!の特徴は以下の通りです。
- タスクをストップウォッチ感覚で計測することができる
作成したToDoリストのタスクに対して、その「作業にかかった時間」と「実際にかかった工数」をストップウォッチのように計測することができます。また、タスクに見積り時間を登録しておくと、進捗具合からあとどれくらいで作業が終わるかを自動で算出してくれます。
- 未来の作業時間を見積もってくれる
記録した作業時間はグラフ化・分析することで未来の作業時間の見積もりを行ってくれます。反復作業をこなしている場合は、どの程度時間がかかるかをあらかじめ把握することができるので、スケジュールも立てやすくなりますね。
日本語対応:あり
対応デバイス:iPhone、Android、PC(windows、MacOS)
タイムマネジメントツール3選【私生活用】
CotoGoto(コトゴト)
まずご紹介する、私生活用タイムマネジメントツールはCotoGoto(コトゴト)です。
CotoGotoの持つ特徴は以下の通りです。
- AIと会話しながら作業内容を記録・分析できる
AIとの毎日の会話を作業内容として記録し、作業時間、モチベーションを集計・解析します。記録するのが面倒な人も、CotoGotoを使用することで会話をしながら楽しくライフログ(人間の生活をデータとして記録すること)を作成することが可能です。
また、時間や作業内容以外にも、作業場所や感情の変化を加味した様々な角度からの分析を行ってくれる点も、他ツールにはない嬉しい特徴です。
- 外部アプリとの連携
普段お使いのLINEやslackなどのチャットツールと連携したり、会話から得られたデータを他のサービスに引き渡したりと言った連動することが可能です。使用することに対するストレスが少ないので、継続することが苦手な人にもおすすめのツールとなっています。
日本語対応:あり
対応デバイス:iPhone、Android
toggl(トグル)
タイムマネジメントが苦手だ、ツールを使ったことがないという人にお勧めしたいのがこちらのtoggl(トグル)。
その特徴はなんといってもシンプルで使いやすいということです。ミーティングやWebデザインなどの作業開始前に「作業名」「プロジェクト名」をいれて「START」を押す、作業が終わったら「STOP」を押す、ただそれだけです。
終了後に作業時間や、内容のログ、一日の合計作業時間が表示され、自分が何に、どれだけの時間を費やしているのかを見ることができます。
さらに集計期間というのを設定すれば、その期間中の作業量やどのプロジェクトにどれだけ時間を費やしたかを円グラフで可視化させることも可能です。
プロジェクトやタスク数に制限はないので無料で無限に使うことができたり、iPhone、Android向けのアプリ版もあるので外出先でも使用可能で、使い勝手の良いツールとなっています。
日本語対応:なし
対応デバイス:iPhone、Android、PC、Chrome拡張機能
WillDo(ウィルドゥー)
最後に紹介するのがこちらのWillDo。iOSデバイス専用のアプリであるWillDoの注目すべき点は「未来を予測できる」というところ。
タスク・余暇・食事・移動・睡眠といったライフログをはじめの数日間入力すると、ユーザーの行動パターンを分析して未来予測として1週間分の行動をアイコンと文章で表示してくれます。さらに正確に未来予測してもらうためには、長期間ライフログを記入し続けることや今後の行動予定をあらかじめ記入しておくことが効果的です。
未来予測だけではなく、タスクのログ管理や予定把握のためのライフログのチャート、その日のタスク消化のための作業時間目標など、マネジメントツールとしての機能も充実しているといえます。
日本語対応:あり
対応デバイス:iPhone
タイムマネジメントツールのまとめ
同じタイムマネジメントツールといえど機能や使用難易度は様々です。
生活の無駄な時間をなくして生産性を上げるために、よりあなたに適したツールを選んで使ってみてはいかがですか?