広告効果測定ツール4選(ウェブ版)

ウェブ効果測定ツール4選

トラッキングツールによるアクセス解析や広告効果測定はウェブサイトを改善していく過程で必要不可欠になってきており、多くのトラッキングツールが出ています。今回は、ウェブ版の広告効果測定ツール(トラッキングツール)をご紹介します。

アプリ向けのトラッキングツールはこちらを参照ください。

adjust、Appsflyer、TUNE、アプリの計測ツール3選

2018.11.28

トラッキング(効果測定)ツールとは

トラッキングとは、サイトユーザーのサイト内での行動を追跡・分析するアクセス解析手法のことです。「アクセス解析」と「広告効果測定」はどちらも広告のパフォーマンスを測定する際に重要であり、混同されがちですが両者は異なるものです。

広告効果測定ツールは広告効果を検証するためのツールであり、サイト内の閲覧状況も検証できますが得意ではありません。一方のアクセス解析ツールは、サイト内の閲覧状況を検証するためのツールであり、広告効果の検証は得意ではありません。

トラッキング(効果測定)ツールとは

引用:https://webtan.impress.co.jp/e/2012/11/05/13907

アクセス解析ツールとはサイトを訪れたユーザーの行動を記録・分析しサイト運用に役立てるためのツールのことです。アクセス解析の目的はサイトそのものの状態を診断することです。

アクセス数の推移やトラフィック元の特定、サイト内の行動ログなどサイトの目的が適切に達成されているかを、データを元に可視化します。広告効果測定ツールはユーザーの認知から購買までの課程を評価します。広告効果測定の目的は1コンバージョンを獲得するのに金額をいくら投じたのかを測定することです。

広告効果測定ツールとアクセス解析ツールは、その計測方法にも大きな違いがあります。広告効果測定ツールではリダイレクト方式が使われており、広告から広告主のサービスサイトなどに直接リンクせずに、一度、計測用のサーバーを経由させてからリダイレクトさせます。計測用サーバーにアクセスした際に発行されたCookieによって、その後の広告接触などの情報を収集できるため、精度は約97%前後と言われます。

一方、アクセス解析ツールはダイレクト方式が使われている場合が多く、アクセスした際のURLのパラメータなどで情報を収集するため、ブラウザ環境などで情報を取れない場合もあります。アクセス解析ツールは閲覧状況の傾向がわかればよいため、精度は70%程度という調査もあります。

トラッキング(効果測定)ツールの役割

トラッキングツールによるアクセス解析はWebサイトへの集客やCV数の最大化のために必要です。

サイトにどのくらいの人が訪れていて、どのような行動をとっているかなどのアクセスデータを集計・分析し、そこから適切な改善方針を立てて実行することが認知拡大や顧客獲得につながります。

より良いウェブサイト作成のためには次のようなPDCAを回していく事が望ましいです。

トラッキング(効果測定)ツールの役割

引用:https://webtan.impress.co.jp/yahooads/2008/10/06/4097

① ユーザー・ターゲットを考えてユーザーに好まれるウェブサイトを考える

② ウェブサイトを制作する

③ アクセス解析を行って効果を検証する

④ ウェブサイトの構成やクリエイティブ、訪問者の集客法などを修正する

広告効果測定ツール導入のメリット・デメリット

メリット:

・一括で広告の管理ができる

広告効果測定ツールを導入すると、広告を一括で管理することができるので業務の効率化が期待できます。
また、複数の流入経路があっても、成果を一本化して計測することができるので広告効果の判定も楽になります。

広告の場合、同じユーザーが複数の広告をクリックした後に成果(コンバージョン)に繋がるケースがあり、どのように広告媒体を評価するかは「アトリビューションモデル」と呼ばれます。「ラストクリック」や「減衰モデル」などについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご確認ください。

アトリビューションモデルとは

2018.10.27

・正しいCPAやROASで評価することができる

広告効果測定ツールは、アクセス解析ツールよりもトラッキングの精度が高いと同時に、上記のように広告効果を一元管理できるので、より精緻なCPAやROASを測定することができ、正しいPDCAサイクルを回すことができます。

アトリビューションモデルに沿って、媒体ごとのコンバージョン数を定義することで、それぞれの媒体のCPAやコンバージョン率を共通の物差しで評価することができるようになります。

デメリット:

・導入コストがかかる

広告効果測定ツールの導入には、人的・金銭的導入コストがかかります。広告の種類や予算が少ないなどであまり複雑でない場合、導入しなくてもシンプルに管理できる場合があります。

また、通常コンバージョン数やデータ量に応じてコストが上がっていく料金体系ですので、広告出稿量が増えてくると、よりコスト負担は高くなる傾向にあります。

広告効果測定ツールを選ぶ際のポイント

・測定したい効果を得ることができるツールなのか

まず、自社の広告運用体制を分析しましょう。
その上で測定したい項目を測定できるツールを選びましょう。

例えば、スマホからの流入が多いのに、スマホ非対応のツールを導入してもコストの無駄になってしまいます。

このようにツールを導入するときは、導入する目的を明確にし、それにあったツールを導入することが大切です。

・現場が活用できるツールなのか

広告効果測定ツールを導入しても、そのツールを実際に使うのは、現場の広告運用担当者です。
その担当者が使いこなすことができないと、成果には繋がらず、導入コストも無駄になってしまいます。
そのため、そのツールが使いやすいものなのか。現場で使いこなせそうか。情報は見やすいか。などの天に注意してツールを導入するようにしましょう。

・サポート体制は十分なのか

時代とともにどんどん複雑化していく集客方法や効果測定ツール。
ツールを使っていく上で、現場が使いこなせない場合、すぐに対応してくれる環境があるかが重要です。
会社内でも会社外でもそういった環境を作ることで、成果をより出しやすくなるでしょう。

・障害などは少ないか

ウェブトラフィックは大量のデータを扱うため、サーバーに負荷がかかります。そのため、度々トラッキング障害などを起こす可能性があります。障害があると、一時的に特定期間のデータが見れなくなったり、最悪の場合トラッキングデータが消滅してしまうリスクもあります。

これまでどれぐらいの頻度で障害が起き、障害から復旧までの対応や、バックアップの仕組みなどを確認すると良いでしょう。

代表的な広告効果測定ツール(ウェブ版)

Google Analytics(アナリティクス)

Google Analytics(アナリティクス)

Googleが提供するアクセス解析ツールで、基本無料で使えます。アクセス解析がメインで、広告効果はおまけ程度に見れるといった方が近いでしょう。

Googleアナリティクスでは、登録したサイトのユーザーの行動に関するデータがわかります。データ計測のためにはトラッキングコードと呼ばれるJavaScriptのコードをページに組み込みます。

ユーザーがページにアクセスするとこのコードが実行されてGoogleのサーバーにデータが蓄積され、それをGoogleアナリティクスで計測しています。

「Facebook広告を打ったがそこからの訪問はどれくらい増えたのか」といった広告施策に対するデータをGoogleアナリティクスでチェックできます。

導入方法

導入のステップは以下の3つです。

① Googleアカウントを作成

Googleアナリティクスに登録するには、Googleアカウントが必要です。先にGoogleアカウントを作成しておきましょう。

② Googleアナリティクスアカウントを作成

次にGoogleアナリティクスアカウントを作成します。ここでは分析したいサイトのURLなどを入力し、トラッキングコードと呼ばれるタグを取得します。このトラッキングコードをページのHTMLに設置し、それが読み込まれることでGoogleアナリティクスでデータを計測できるようになります。

③トラッキングコードを設置

トラッキングコードを全てのページに設置して完了です。

基本的な4つの機能

Googleアナリティクスは項目が多くて一見複雑そうですが、実はチェックするべき機能は以下の4つです。

1. ユーザーメニュー

サイトの訪問数(セッション数)やページビュー数、使用しているデバイスなど、ユーザーに関する幅広いデータを見ることができます。

アクセス解析において、まず概要ページでサイト全体の訪問者数を確認することがはじめの一歩となります。

その後ページ毎の分析の際にも、サイト全体の平均と比べてどうなのか、という視点が大事です。ユーザーの使用しているデバイスもチェックしましょう。

2. 集客メニュー

ユーザーサイトにどこから流入したかがわかります。

「集客」>「すべてのトラフィック」>「チャネル」を確認してみましょう。

3. 行動メニュー

ユーザーがサイト内でどのような行動を取ったのかが分かります。ランディングページごとのセッション数やイベント数などを見ることができます。

4.コンバージョンメニュー

コンバージョン数を見ることができます。

アドエビス(AD EBiS)

アドエビス(AD EBiS)

株式会社ロックオンが提供する、広告効果測定ツールです。

10年以上にわたりあらゆるデータを蓄積してきた実績と、中小規模のサイトから大規模なサイトまで幅広く利用されていて、7,000件以上の導入実績を誇っています。

ロックオン社が提供している他のツールとの連携も可能で、月間20億リクエストもさばききる強固なシステム基盤を持つ高い安定性が強みです。また、わかりやすいGUIを豊富に用いてトレーニング不要の操作性を実現しています。広告出稿時の登録作業などもボタンをクリックするだけといったスピーディな作業が可能となっています。

WebAntenna(ウェブアンテナ)

WebAntenna(ウェブアンテナ)

株式会社ビービットが提供する、広告の貢献度を計測・分析できる広告効果測定ツールです。

アトリビューション分析に強く、媒体別、広告枠別、バナークリエイティブ別などの様々な軸で効果を把握できます。また、iPhoneなどのスマートフォンやソーシャルなどの計測が可能です。

大手企業からベンチャーまで、EC・人材・不動産・金融など様々な業種の企業に選ばれています。サポートも手厚く、導入から運用まで電話・メール・お打ち合わせで相談が行えます。

主要機能は、広告効果の一元管理、SEO・メール・SNS計測、動画の効果測定、アトリビューション分析、カスタマージャーニー分析、コンテンツマーケ分析、複数代理店の管理、中間コンバージョン分析、スマホの効果測定、ABテストなど多岐に渡ります。

Adplan(アドプラン)

Adplan(アドプラン)

株式会社オプトが提供する広告効果測定ツールです。

流入経路についての分析が出来るのは勿論、ADPLAN LPO、ADPLAN EFOなど他のツールと連携してサイトを改善出来ます。スマートフォンサイトの解析にも対応しており、直感的な操作が可能なインターフェイスを採用しています。

まとめ

ウェブのトラッキングツールは、使う目的に合わせて選び、サイトの改善に役立てましょう。

《広告運用担当者必見》BIツールを活用した広告運用の分析とは?

2018.11.14